ドラクエリメイク考察

さて、「犬井ヒロシ」のネタに乗せて
ドラクエあるあるネタを披露しましたが
今回はちょっとマジメにリメイクされた
シリーズ作品を考察したいと思います。


僕の思うリメイク作品の優劣を不等号で表すと


IV>II>V>III>I


ちょっとネットとかで書かれている一般的(?)な
意見とはちょっとズレてると思います。


以下、良い評価をした作品から順に解説。


DRAGON QUEST IV 〜導かれし者たち〜」
(オリジナル FC、リメイク作 PS)
・ファンの間では評判の余り良くなかったIVのリメイク。
ただ、僕は「ゲームバランス」という点を考えると一番良かったと思います。


メインの話の時はオリジナルのバランスそのままで
バランスを崩すような強力なアイテム
(「破壊の鉄球」や「グリンガムの鞭」)はゲームクリア後に手に入る。
VIIのリメイクなので、仲間に特技が追加されバランスを崩すかと思ったら、
特技系はこれもゲームクリア後に仲間になるピサロ担当になってますし。


恐らくファンの人が不満に思ってるのは
クリア後のシナリオ(俗に言う「第6章」)は
スルーしようと思ったら出来ますからね。


ただ、僕が一つ注文をつけるとしたら
6章のエンディングでは、ピサロの力で滅ぼされた
勇者の故郷の村人、全員を生き返らせて欲しかった。
これをやるだけで全てが丸く収まると思います。


DRAGON QUEST II〜悪霊の神々」
(オリジナル FC、リメイク作 SFC
これも評判悪いんですよねぇ…。
僕はリメイク版にて改良されたバランスで
DQIIをプレイできるのは素直に良かったと思うんですが。
「オリジナルの難解なのがいいんだ!」って言う意見は
「リメイク」をいう存在そのものを否定してしまってる気がする。
そんなに「不条理に難しいDQII」がやりたいなら
FC版をプレイすればいいと思います。


ただ、不満点を挙げるならサマルトリアの王子
ロトの剣や光の剣を装備出来たり、
ベゴラマの威力が上がったりと「攻撃面」が強化されていますが
僕はサマルトリアの王子は他の二人に比べ
「守りのキャラ」というイメージがあるので
むしろ防御面(装備できる鎧の強化、例えば「ガイアの鎧」に
炎耐性を付けてサマルトリアの王子でも装備出来るようにするとか)
を強化する方向性にして欲しかった。
攻撃面の強化は「隼の剣」の攻撃力を2倍して
「鉄の槍」より、ちょっと強くするぐらいで良いのではないかと。


DRAGON QUEST V 〜天空の花嫁〜」
(オリジナル SFC、リメイク作 PS2
4人パーティーへの変更の戦闘バランスとか
会話システムによるフローラの個性付け
ビアンカとのアルカパのイベントなど、良かった部分もあるんですが
このゲームの肝となる「モンスター仲間システム」において
前作の欠点が全く改良されていなかったのが残念でした。
ドラキーや魔法使いなんかのレベル99まで上がるのに
イマイチ後半に使えないモンスターとか
なんの施しもされてませんでしたからね。


あと、腐った死体や爆弾岩なんかは仲間になった当初、
鎧は「うろこの鎧」が最強なのに、どこにも売ってない、
結局チゾット村に売ってる「ブラッドメイル」を手に入れるまで
「布の服」で過ごさないといけない。
しかも、チゾット村にはルーラで行けない為
最初に行ったタイミングで買い逃すと、
わざわざ山を登って行かなくてはいけない。
後半、宝箱から「ゾンビメイル」が手に入るものの
「ブラッドメイル」よりも防御力が低いので意味が無い。
もう、腐った死体や爆弾岩をメインで使おうと思ってる人の事なんか
全く考えられていない状態なんですよね。


たぶん、仲間モンスターが多すぎて目が行き届いてなかったんでしょうけど
リメイクではさらに数が増えてますからね。
ゲーム終盤におばけキャンドル、おおねずみ、ガップリンなどの
弱いモンスターが仲間になるのも、その弊害っぽいですよね。


DRAGON QUEST III〜そして伝説へ〜」
(オリジナル FC、リメイク作 SFC
性格システムはよかったんですけどねぇ。
アイテム数増えすぎ、特に集団攻撃武器の増加によって
ゲームバランスが激しく崩れました。
戦士と魔法使いは存在意義を失い、商人は相変わらず中途半端に弱いまま。
結構評判良かったみたいですが、 僕はイマイチという評価をしています。


DRAGON QUEST
(オリジナル FC、リメイク作 SFC
もう問題外ですね。
実はオリジナルのゲームが結構バランス考えて作られてるんですよ。
それを他のシリーズに合わせた事によって
単に短いだけのゲームになってしまいました。
今度リメイクする時はグラフィックの改良だけで出して欲しいです。