登風11〜まえだけ〜レポート

13日にうめだ花月でやったはりけ〜んず前田単独イベント。
20日のネタバレ解禁日が過ぎたので
レポートを書きたいと思います。


このイベント、直前までその存在を忘れてましてw
前売りを買ったのが前日。
しかもローソンは売り切れで
ファミマのチケットぴあに若干残ってたのを
ゲットしました。
しかも、当日券目当てで来た友人は
チケットが買えなかったというので
「あーこれは後ろの方の席かなー?」
と思ってたら意外と前の方でした。
もしかしてキャンセル分かな?


開演を待ってる間、ずっと前のデジキャラット
キャラクターソングが流れてきまして
「あーこれはぷちこ声優変更の事をネタに
するんやろなー」って予感していましたw


突如流れ出した会場アナウンスがでじこの声
「いきなりかい!」と思いつつ期待値はどんどん高まる。


そして、いよいよ開演。
さらにオープニングに「ウィーアー」がかかり
ルフィーが怒鳴りを担当。ますますテンションが上がります。
さて、以下コントごとのレビューを書いていきます。

コントその1「イタコ」

前田さんがいたこ、はいじぃがその助手となって
お客さんに憑いてるしゅごキャラ(要するに守護霊)に
なりきって本音をブチまけるといった内容のコント。


一発目は御馴染みプリキュア5のキュアルージュからの
竹内順子いじりでツカミは好調。
その後、瀬戸燦、脳噛ネウロと登風らしいラインナップが続き
いい感じになっているものの、
ナゼか前田さんが「みんな飽きてないか?」とか
「もっとアニメファンじゃない人にもわかる人物を」とか言い出し
登場人物がアムロ・レイだのピカチュウだの突如メジャー化し
それに反比例するように客の笑いがどんどん薄くなる。
っていうか「登風」というイベントにわざわざ来てるお客さんが
何を求めてるか?という事をひょとしてわかってない?

VTRコーナー

セットチェンジの間上映するVTRは前田さんとはいじぃのお絵描き対決。
とりあえず前田さんが極度に絵が下手だというのはわかったのですが
正直一回で充分だなぁw

コントその2「面会」

はいじぃがコンビニ強盗を起こした息子
前田さんがそれに面会に行くアニメオタクの親父の役。
二人でアニメソングを歌いだし、看守さんに怒られる所と
差し入れに同人誌を持ってきて
「こんなの持って来ても取り上げられるだけだから」
というのに「なんでやねん、これ結構内容やらかいヤツやぞ」
という下りの二回山がありました。


ただ、個人的にははいじぃが最後まで
「オタクに対して理解不能一般ピープル」の役だったのが
ちょっと親子と言う設定を活かしきれてないというか
出来れば実ははいじぃもオタクで「血は争えない」みたいな
感じに向かって行ってくれればなぁ…と思いました。
前半一緒に歌った時はそれの片鱗だと思ったんですけどね。

VTRコーナー

まぁ、一回目と同じコンセプトでキャラクターが変わっただけです。

コントその3「面接」

前田さんが面接官になって応対するコント。


出だしにイキナリ漫才師「桜」の稲垣がアスカのコスプレで登場。
M-1グランプリ2回戦とかABCの予選で彼女を知ってる僕は
見た瞬間「おおっ!」と思ったんですが、やはりお客さんは
初見の方が多くて、みんなちょっと戸惑ってました。


いつもなら笑いが起きるハズの「エヴァ語でボケる」部分は
あんまりウケなくて、前田さんが稲垣のボケに
エヴァ語でツッコむ」所でようやくウケたという感じでしたね。


っていうか彼女をコントで起用するなら
先に前説で桜二人呼んで「エヴァ漫才」させたら良かったのに。
僕でもイキナリアレ(今回のコントね)見せられたらぽかーんとすると思うしw


2人目、ゲストの清水愛が登場。
どんなコントになるのかと思ったら
いつも前田さんがやってるオタクコントをそのまま清水愛
させてるだけでした。


いや前回、松岡由貴がゲストに来たときは本人は登場せずに
スクリーンに彼女の演じたキャラが映し出されて
影マイク使ってアテレコでボケるというのをやってて
今回もそういうのを期待したのに。


いや、そうじゃなけりゃ声優さんにコントさせる意味が無いと
思うんですけどね。

VTRコーナー

三回目ですね。

ユニットオタク漫才

前回に続き天津向とのユニット漫才。
内容は時事ネタからアニメネタにどんどんスライドしていく漫才で
前回に比べるとふたりのやりとりがなめらかになってましたが
代わりにネタがつまんなくなってるかなー?
前のは二人がそれぞれ好きなキャラや声優の話で暴走する下りとか
向がアドリブで前田さんにブチ切れる所とかあって
その辺でお互いのパーソナルな面の面白さがあったんですけど
今回のネタはそつがなさすぎるというか
別に向とやらんでもはりけ〜んずでやったら
ええやんって思うんですよね。
(たぶん台本も前田さんが書いてるんだと思いますし)


それやったら、いっそ台本をまるまる向にまかせてみるとか
向だけじゃなくて、天津二人を呼んで「ちょっとウチのお客さんが
喜びそうなネタ一本やってくれ」って言って
天津に本当のドオタク漫才やらせるとか
そういう事をやって欲しいなと思います。
あまりにも「向の色」が出てなさすぎ。

VTRコーナー

4回目です。

トークコーナー

ここでゲストの清水愛とのトークコーナー。
実は申し訳ないんですが清水愛について
あんまり知らないんですよね。
未だに「ワンダバスタイル」のキク8号のイメージで止まってますしw


ただ、今回のトークで衝撃だったのは
どうも、彼女かなりのお笑いオタクらしくて
うめだ花月によく行ってたらしいんですよ。
それもスゲーなと思ったら、この前のM-1東京予選の
準決勝見に行ってたらしくて、
いやいや、あれ結構なプラチナチケットよw


今の若手では、藤崎マーケットが好きらしくて
「あーラララライとか好きやねんなー。かいらしい」
とか思ってたら以前どこかの舞台で
ラララライ以外のネタをやっててそれに感激した
みたいな事言ってて。
濃いなー、もう大林素子クラスやん。
ちょっとファンの人には申し訳ないですが
ちょっと引きましたw

VTRコーナー

これでラスト。っていうか5回もやる意味があったのかどうか…

コントその4「ニュースの萌」

その名のとおりニュース番組のパロディコント。
キャスターが前田さん。


まずとっぱしに「ブロッコリー本社に立てこもり強盗が押し入った」
というニュースから始まり、VTR中継から。
レポーターも前田さんで、詳細は後ほどとの事。
おーいよいよネタにするかーと思いつつ、本題へ。


が、いざ本題に入ると噛むわ、ガラガラ声だわで
聞き取りづらい事この上ない。
ハラハラしながら見てたら、まぁ一通りネタが終わり
いよいよ冒頭の犯人が捕まったとの速報が。


会場の期待値も高まる中、捕まった犯人は…
まぁ、前田さんなんですけどw
出てきた瞬間会場から一切笑いが起きませんでした。


いや、強盗犯に相応しくないぷちこの帽子を被ってたり
中島みゆきの例の曲が流れるなどの演出もあったんですが
それもひっくるめて「オチを読まれてたんじゃない」かと。


いや、まぁあそこで前田さんが出てくる以外オチはないんですけど
それやったら、それを盛り上げる手段ってあったと思うんですよ。


例えばキャスターをはいじぃ、レポーターをVTRに気付かずに
声優雑誌とか読むシーンがあったので天津向にさせて
(仕事で東京に来た時になんとかブロッコリー本社に連れてきて撮影して)
もうコント本編には前田さんが一切出てこない。
で、お客さんが「前田さんいつ出んねや?」と思わしといて
それで最後の最後に犯人役で前田さんが出てきたら
まだ出てきた事に感動みたいなのもあったと思うんですけどね。


キャスターもレポーターも犯人も自分でやってたら
ただの自作自演ですもん。そりゃ冷めますわ。


VTR後、前田さんが出てきて
VTRが思いのほかウケなかったのがショックなのか
「そんなにおもんなかった?」とか
お客さんに聞いてましたけどw
それが一番イカンと思う。
最初のコントの「お客さんが飽きてきた」っていうのもだけど。
お客さんに余計なプレッシャー与えちゃダメだと思う。

エンディング

そのままエンディングコーナーに突入。
今回共演した清水愛はいじぃ、桜の稲垣がステージに集合。
(ナゼか天津向の姿が見えなかった、仕事か?)
どうも、今回桜稲垣を起用したのは
前田さんたってのご希望らしくて
もう稲垣のアスカキャラにめちゃめちゃ食いついてましたからね。
清水愛ほったらかしてw
俺に「アンタバカァ?」って言ってくれ!とか。
お客さんも稲垣のアスカキャラに馴染んだお陰か
結構笑いも起こってましたし。


で、前田さんが凄いのがCSの番組で稲垣を見た時の
すぐに吉本に電話して「あの娘の連絡先を教えてくれ!
今度舞台で使いたい!」って言ったらしいんですよ。


この瞬発力というか行動力が向にあればなぁ。
大阪に居るとなかなか難しいとは思うんですけど。


っていうかね、今回の公演の中でエンディングコーナーが
一番良かったような気がします。
それもちょっとどうかと思うんですけどね。


というわけで「登風11〜まえだけ〜」が終了しましたが
正直ちょっと前回よりかは劣るかなー?と。
もうちょっと前田さんにはお客さんの事を
きちんと読んでほしいというのは凄い思いました。
なんかあんまり向の事言えんような気がして来たなーw