あーすんげえ良く分かるわ。:昨日の風はどんなのだっけ?

詳しい事はおりたさんの記事のさらにトラバしたブログを
見ていただきたいんですが
まぁ、僕がアニメファンだからフォローする訳でもないんですが
アニメの場合、ファンの人も製作側も
「マニアウケ」である事を結構自覚して
「それでも俺はこれが好きやねん!」って気持ちで
やってると思うんですよ。
そこにはまだ冷静で客観的な目があると思うんですけど
お笑いって「素人ウケなんて本物の笑いじゃない!
マニアに受けてこそ、本当の笑いだ!」
みたいな変な考え方が蔓延してるように思えるんですよね。


お笑いファンって、オリエンタルラジオとかNON STLYEみたいな
「雰囲気で見た感じ食いつきやすい解りやすい芸風」を
すぐ「厨ウケ」とか言って揶揄するでしょ?
もう、僕この「厨ウケ」って言葉大っっっ嫌いなんですよ。
だって解りやすさこそ、笑いの命じゃないですか。
解りにくい事わざわざやって、それを理解出来るのが本物だ!
みたいな考えはどう考えてもおかしいと思います。


それでも、まだ「お笑いファン」がそういう風に思ってるならまだしも
関西では作家までもがそういう考え方ですからね。


以前、フジテレビの編集長が
「M-1は出来レース」と批判し、麒麟、オリラジが来る事を推測
しかし、実際の決勝メンバーを見て、
出来レースではない事は訂正したものの「選考基準がよくわからない」
と書いていたのを見て
「まぁ、そりゃ東京の人から見たら贔屓するのは
普通麒麟とかオリラジだと思うよなー」って僕も
まぁ、出来レース発言云々は置いといてそう思ったんですよ。


でも、関西では「M-1で優勝してそれをきっかけに、
ゴールデンの看板番組とか持って、
明日のお笑い界のスターになるべき人物」
というのは麒麟でもオリラジでもなく
笑い飯」「千鳥」「ダイアン」なんですよ。


東京の人から見たら「そんなバカな」と思うかも知れませんけど
大阪の作家さんは本気でそう思ってるんですよ。
だから、あの3組を決勝に上げたんですよ。


だから、さらにその前の日記


この漫才コンテストは始まる前に
フジテレビにも打診があったが
あまりにも大阪っぽいので断ったことを思い出す。


と書いてあって、大阪人から非難轟々だったんですが
なんか今の大阪の状況を見てると
この人がそう思ったのも、なんか判る気もするんですよね。


なんかお笑い界ってアニメ界よりも
ファンもスタッフもマニアックだよなぁ。
いや、マニアックさは似たようなモノかも知れないけど
自覚が無い分だけお笑い界の方がタチが悪いのかも知れません。
まぁ、アニメと比べてメジャーなポジションに居てる事に
あぐらをかいちゃった結果なんでしょうけどね。