登風〜勇者ちゃま20周年の大冒険〜(大阪公演)

行って来ました。


うめだ花月に向かう前にとらのあなに向かって
ジャイ子ちゃん」を購入。
そのまま階段を上がってうめだ花月へ。


入場時間からちょっと待たされてから入場開始。
会場内でとりあえずジャイ子ちゃんを読みながら時間を潰す。


そうこうしてると会場アナウンスが。
注意事項がでじ子、スタートのアナウンスがルフィなのは
前回と同じ。

日本橋でヤクザにケンカを売られたオタク

もちろん前田さんがオタク。
ヤクザ役に天津向が影マイク
いろいろ脅し文句を言って行き
それの語呂合わせで前田さんが
オタクである事をアピールして行くと言う内容。


非常にシンプルでわかりやすく面白かったです。
元々、ラジオのハガキ職人だった僕はこういうネタ好きですね。


そして最後対決のシーンでは
お客さんに「地球のみんな!オラに少しだけ萌えを分けてくれ!」
と言ってお客さんから「萌えるアニメのタイトルをコール」を要求。


僕は向が聞いてる事を祈って「ぱにぽに!」を叫んで参りましたw
中には前田さんが萌えないアニメを言ったお客さんが
「お返しします!」と返される一幕もw


そして、集まった萌えで元気玉ならぬ「萌え玉(だったけな?)」
をヤクザにぶつけて、オタクの勝利!
なんか終わり方もバカバカしくっていい感じでした。
こういう技が使えたらアキバ狩りもなくなるのになぁw

はいじぃのスケブ大喜利

今回はVTR上映がない代わりに
はいじぃが着替えの繋ぎ役に。


前田さんがあらかじめ出してたお題に
はいじぃがスケブに答えを書いて発表するというモノ。


思ってた以上に面白かったんですが
大喜利やるんなら、向にもやらせたれよとw

のぼみみ(ゲスト:桜)

人気の無いマスコットキャラのぼみみが
子供にマスコットを選びに来た父親(はいじぃ)に
自分を売り込む為に、いろんなマスコットに難癖を付けて
選ばなくするという内容。


どうも「のらみみ」というアニメのパロディらしいのですが
関西で未放映アニメの為元ネタがさっぱりわからず。
ちなみに前田さんがこの事を知ったのは本番4分前だそうですw


アニメの知識全く無しで見た感想ですが
なんか、毒が上手く決まらなかったというか
本当にただ、イヤミを言ってるだけに思えてしまいましたね。
(もしかして、のらみみがそういうキャラなのかも知れませんけど)
○ッ○ュ○ルのくだりはタイムリーで面白かったんですが、
ピカチュウのパカパカ事件とか、まだネタに使うんかい!とw
たぶん、口に出すまでみんな忘れてたと思うんですけどねぇ。


そして、後半は大阪だけの特別版
桜の稲垣がアスカ役で登場。
まぁ、やりとりはほぼ前回と同じなんですが
こういうのって二回目ぐらいが一番しんどいんですよね。
もうちょっと稲垣の知名度があがって
「待ってました」的な雰囲気になると
同じ事やっても盛り上るんですけど。


そして、なんと稲垣の相方、増田も今回少年役で登場。
つかショタ声うめぇ!
女の人が出すショタ声が大好物な僕は
新たな萌えを発見出来ました。

母子の会話(ゲスト:山本麻里安

なかなか寝付けない息子(前田)に母親(山本)が
本を読んだり、歌を聞かせたり。
そこで読む本や聞かす歌でボケるいうコントなのですが
ナゼかこの母親がドSキャラで
息子に向かってあまりにも酷く冷たい言葉を言い放つ。
たぶん、前田さんの書いた台本だと思うのですが
山本麻里安がイキイキとしすぎw
正直、本や歌のボケよりもそっちの方が面白かったです。


山本麻里安ってこんなキャラやったんやw

ゲストコーナー

そして、山本麻里安とのトークコーナー。
なんでも山本麻里安うめだ花月の舞台に立つのは2度目らしくて
一回目は8年前ぐらいに声優のイベントで立ったらしいですけど
あの時って確かうめだ花月が梅田花月シアターの時だったんじゃ
なかったっけ?(記憶が定かじゃないので間違えてるかも知れませんが)
もしかしたら、それでそういうイベントやったのかも知れません。
バッファロー吾郎が居たって言ってたし。


あと、山本麻里安はお笑いファンらしくて
(というか、登風に参加する声優さんってお笑いファン多いですね。
まぁ、そういう人じゃないと参加しないかも知れませんけど)
正直、清水愛みたいな濃い話
藤崎マーケットの「ラララライ体操」以外のネタ評価したりw)
されたらどうしようと思ったら
コントグランプリの話の時に「我が家」や「ななめ45°」のなどの
今流行りの芸人の名前出したとき
「あー、素直な東京のお笑いファンなんや」と思って少し安心しましたw


でも、前田さんが上記のコンビを全く知らないとはねぇ。
本当に典型的な吉本芸人なんやなーと。
だから向とか、なんの疑問もなく使ってるんでしょうね。
っていうか我が家ってM-1の敗者復活に何回か出てるのにw
瀧上のような二枚目はタイプだけど
坪倉のような二枚目は好みじゃないって事かな?w


あと、順番は前後しますけど、
山本麻里安うめだスタンダードも見てたらしくて
トップバッターが天津だったんですけど
それを聞いた前田さんが「トップが天津!?トップって塁に出ないといかんのに
あいつらの打率2割5分やで、辞める前の八木みたいな成績や」
みたいな事言ってて「アカン、前田さんその例えはシャレにならん!」
と心の中で叫んでましたw


ゲストコーナーの最後にお客さんが参加するゲームコーナーを
やってたんですが、舞台に上がってもらうお客さんを選ぶ条件を
山本麻里安に聞いた所「受けか攻めか?」って言い出してから流れがBL方面にw


しかも、じゃんけんで最後に残ったお客さん二人がノリのいい人で
そのBLの流れに乗っかる乗っかるw
ゲームの内容が「頭に万歩計を付けてヘッドバンキングで」
どれだけの数字を叩き出せるか?という競技だったんですが
相手の腰を持ってバックの体制でスタンバイしてましたからね。


大阪のお客さんだからノリがいいのか
それとも山本麻里安の古参ファンで
ノリみたいなのを熟知してるのかはわかりませんが
完全にこのコーナーはこのお客さん二人に持って行かれてましたね。

漫才「サンデーVSマガジン」/萌え〜ず(前田登向清太朗

センターにサンパチマイクが用意されていたので
「お、これは」と思ったら、やはり向との漫才で、
内容は以前、向がラジオで言ってた
アキバのイベントでやったヤツですね。


このネタ、凄くよく出来てるんですよ。
凄くよく出来てるんですけど
ぶっちゃけ向とやる必要無くね?


いや、こんだけよく出来てるネタなんだから
むしろ、はりけ〜んずの代表作にするべきだと思うんですけどね。
ユニット限定は勿体無い。


それとは逆に前田・向の「萌え〜ず」の
漫才として考えたら、第一回目のネタの方が
面白かったなぁと。
一回目にやった「美羽VS大阪さん」とか
とも蔵VSみゆきち」の方が
「サンデーVSマガジン」よりもこの二人っぽい
漫才だと思うんですよね。


正直ネタよりも、二人がちょこちょこ挟む
アドリブの方がオモロイんですよw
前編で書いた「2割5分」に向が講義したり。
前田さんは「その代わりホームラン40本打ってるがな」
ってフォローしてましたけど
僕は天津がホームラン打ってるとこ
見た事ないんですがw
「脳内メイドゆみみ」ですら
三塁打ぐらいに思ってるのに。


それとに向が噛み倒してましたw
噛むって事は緊張してるって事で
それはつまり、登風の客を
アウェーに感じてるって事で
本当はオタク芸人として、ホームの客のハズなのに
それをアウェーに感じるというのは致命的ですよ。


結局、天津の抱えてる問題って
向のメンタル面の弱さにあると思うんですよね。
だから、前田さんがもっと突き放すべきだと
僕は思うんですよね。


例えば、天津で出番だけブッキングしといて
「ウチのお客さんが喜ぶようなネタ一本作って来い!」
って課題出すとかしてもいいと思うんですよね。
前田さんって、向に変な所で甘くて
変な所で放置してるからなぁ…。

漫才「ドラえもん」/のぼる・けんじ(前田登・やまけん)

暗転して、サンパチマイクがそのままだったんで
「あれ?向ともう一本やるのかな?」と思ったら
前田さんのお隣に見た事ない人が。
自己紹介でその人がやまけんである事を知り
「あー、この人がやまけんかぁ」と。


まぁ、漫才のネタそのものは
若手芸人がよくやる「ドラえもん」のパロディで
完成度は「サンデーVSマガジン」の足元にも及ばないのですが
正直、こっちの漫才の方が面白かった。


なんていうのか、やまけんのキャラが立ってるんですよね。
僕はやまけんは初見なんですが、それでも
すぐにキャラを掴み取れましたから。
反面、向は「ガチンコ!漫才道」から
天津見てますけど、未だにキャラが掴めないんですよ。
オンバトとかで成績が悪いのは
そのせいだと思うんですよね。


だから、M-1とかになると話は別ですけど
こういう所での漫才は
「ネタ」よりも「キャラ」なんだなと
痛感させられました。

はいじぃのイラスト漫談

再びつなぎのコーナー
はいじぃがスケブにイラストで
描いたネタを披露するといった感じで
非常に絵が上手く、ネタも面白い。


こういうので、もっとオタクっぽいのを
向はやればいいんですよ。


にしても、最後の「本番前ー」の
言い方が佐久間一行ぽかったw

バレーの監督

前田さんがバレーの監督に扮し
作戦を出すような感じで
「オタクの心得」みたいなのを
選手に言って行くというネタ。
(選手は桜の二人が影マイクで担当)


こういうネタの方が
前田さんのアニメや漫画に対しての
思いみたいなのが反映されてて面白いんですよね。


赤松健に毒吐いてましたしw
ガンダム芸人」にも
それぐらい毒吐いて欲しかったですが。
(何か言いたげではあったんですけどね)

萌え萌えランド

最後のコント。
実は「登風」では懇親の力作が
失敗に終わる事が多いんですよ。
前回のニュース番組のパロディもですけど。
このコントもそのパターンに入ってしまったかなぁと。


内容は一般人の友達はいじぃを巻き込み
「萌え」がいっぱいのテーマパーク
「萌え萌えランド」に出かけるといった
お話なんですが、そこにあるテーマパークの様子を
全部言葉で説明していくんですよ。
もう、説明ばっかりで聞いててしんどかった。
しかも長いしw


あと、はいじぃのポジションって居る?
いや、それこそ一般人の視点で
鋭いツッコミが出来ればいいんですけど
ただ「気持ち悪い」を連呼してただけだし
(まぁ、前田さんが台本書いてる以上
そういう展開の本は書けないでしょうけど)
まず、オタクがこういう事に理解の無い奴
こんな所に連れて来ないでしょう。
オタクって基本」人付き合いには慎重ですし。


いや、これこそ向と二人で
「オタク二人がテーマパークではしゃいでるコント」
の方が良かったんじゃないかと思うんですよ。
FUJIWARAがやったモーヲタのコントみたいな感じで
二人で暴走しまくりのw


でも、中には
「前田さんはめちゃめちゃテンション上がってるけど
向は興味の無いアトラクション」とか
それとは逆に「向はめちゃめちゃテンション上がってるけど
前田さんは興味の無いアトラクション」とか
そういう対比みたいなのを描いたら
コントに幅も出てくると思うんですよね。

エンディング

ここで、山本麻里安、やまけん、はいじぃ、向、桜が全員集合。
ここでもやまけんが軽快な喋りで上手く場を回してました。
向がやまけんにいじられてたし。


で、総評ですけど、もう今回の登風は
山本麻里安、やまけん、そしてゲームコーナーの
お客さん二人と芸人以外の人が
完全に芸人を食ってたイベントでした。


まぁ、面白かったし、充実感もあったんですが
やっぱり「お笑い好き」として
芸人の、特に天津向の不甲斐なさ
みたいなモノがどうにも残念でなりません。


終わった後、DVD販売とサイン会があったので
前田さんにサインをしてもらう時に
名刺を渡して来ました。


「大阪でお笑いの作家やってまして
僕もオタクなので、もし何かありましたら
協力させて下さい」的な内容を伝えて
その場を後にしました。


実は横に向も居てたんですけど
誰かと喋ってる最中だったんで
声をかける事が出来ないまま退却。
「あの時に『ぱにぽにー』って言ったんですけど
聴こえてました?」ぐらい言いたかったなぁw

氷川へきる作品集 TG天使ジャイ子ちゃんDX (TECHGIAN STYLE)

氷川へきる作品集 TG天使ジャイ子ちゃんDX (TECHGIAN STYLE)