復活!!すんげー!Best10

ABC60周年記念で特番となってあの「すんげー!Best10」が復活しました!
当時この番組にどっぷり浸かってた僕にとってかなりの楽しみで
でも、これの放送時間は残念ながら仕事中なので録画で拝見しました。


今回のルールは「10組のユニットコントのうち、お客さんの投票で10位のみがネタが
テレビでオンエアできない」というものになっております。
なので9位から順番にコーナーをひっくるめて感想を。

第9位(30P)不動産屋/やすともシャンプー

復活特番なのですが、このユニットだけ
今やってる事をそのままやっちゃってたって感じで
ノスタルジーにのっからない事はいいにしても
むしろ現在進行形でやってる事がここまでつまらないのは
正直、大阪の二大中堅若手としてかなりの失態であると同時に
今の大阪のレベルが伺えてしまうなぁと。


つかユニットメインだったら、この二組じゃなくて
ハリガネロック2丁拳銃でユニット漫才とか
あったと思うんやけど、あの二組が出てないのはなんで?

第8位(33P)KING/ケンとギルバーツ(ケン、あいはら、白川、久馬、シャンプーハット

こちらは逆にノンスタルジーに乗っかりすぎてしくじったパターン。
このテのユニットって昔でもギリギリポイント行くか行かないか
って感じだったので、まぁまぁ納得の順位。


つか、ネタ終わりであいはらが
「昔はケンが踊っただけでキャーってなってたのにこんなん?」
(最後がケンの踊りで締めるネタだった)
って言ってて、「え?お前まだその思い出引きずってるの?」
と思ってビックリしましたw
でも、確かにあいはらってちょいちょいそういう発言する事あるよね。

すんげープレイバック/日本自遊党(水玉れっぷう隊

すんげー番組内で唯一100P(満点)を叩き出したネタとして
番組内の歴史に刻み込まれてるこの水玉のネタなんですけど
このネタってそんなに面白いネタじゃないんですよね。
どちらかと言うと水玉お得意のダンスとかじゃなくて
カッコ付けて「風刺ネタ」とかをやってた時期だったんでw


このネタが100Pを取ったには実は理由があって
すんげーも後期も後期、ほぼ終わりかけの虫の息だった頃で
いわゆるエースだったジャリズムメッセンジャー中川家とかが
月一で出れたらいいかぐらいの状態。


エントリーする芸人が2丁目のレギュラーに昇格出来ない若手ばかりで
しかも番組のシステムもかつての
「15〜20組エントリオーから10組選び、しかもオンエアは5〜8組」
っていうのでは無くて「10組エントリーで上位5組をオンエア」の仕様変更。


しかも特にこの週は
サバンナもルート33も礼二の漫談も滑って
ウケたのがドレス(フット岩尾が昔組んでたコンビ)のみ。


もうみんなが「いい加減笑わせてくれ」ってフラストレーションが
溜まってる時に水玉が出てきて票が集まっちゃった
って事なので、これだけ切り取られると厳しいんですよねw


まぁ、番組も飛んだ黒歴史を作っちゃったなとw

第8位(35P)I LOVE YOU/池山心(ゲスト:桂三度

芸人のプライベートを弾き語りしながら突っ込んで行くという
かつてのお馴染みのシリーズ。
今回は桂三度(ナベアツ)をテーマにって事だったんですが
歌ってる内容がほぼ元相方の山下の事で
それなら後ろ山下でええやん!って思いつつ
やっぱりナベアツって実はどっかで山下に頼ってた
ジャリズムってコンビはタレント面では山下が支えてた
っていうのに気づかされる内容でした。


それより桂三度の出番が実はここのみで
たぶん、この特番で一番そこが
かつてのファンでこの番組を見てる人を裏切ったんじゃないのか?
って、正直桂三度には憤りすら感じました。
お前、そんな特別扱いされるほど売れてないというか
その経歴も落語家になった事でリセットされたんちゃうんかと。

  • すんげー!5up

今の若手でお送りするすんげー!Best10
コメンテーターにたむけん、ジュニア、陣内、ケンコバ桂三度

第5位(63P)道案内/天竺鼠川原・藤崎マーケットトキ

いや、二人ともいつも通りなんだけど
合わせ技の妙技というかいい化学反応起こしてました。
トキのリアクションがいいというか、やっぱり彼器用だわw

第4位(71P)ヒザVSクセ/ジャルジャル福徳・プラマイ岩橋・モンエン大林

バカバカしいw
岩橋の例の「クセ推し」のネタなんですけど
福徳が険しい顔、ええ体、固めた髪型で
ずっと膝鳴らしてるのも異様な雰囲気醸し出してましたw
大林のレフリーも地味にいい仕事してました。

第3位(76P)柳生十郎太/ソーセージ・和牛・プリマ旦那

これに関しては完全にこの3組の人気票ですね。
どんだけ完成度高いコントするのかと期待してたのに。

第2位(88P)変な転校生/アインシュタインビーフケーキ近藤・トット多田

アインシュタインのツッコミを3人に増やしただけやんw
これに関してはコメンテーター役の先輩芸人の反応が楽しかった。
ジュニアが「あんなコおったら取り合いやろ!」ふいたw

第1位(91P)屋上/モンエン西森・ソーセージ藤本・和牛

うーん1位これかぁ。
なんかこれもエキストラを増やしたモンエンのネタって感じだなぁ。
最後に含みを持たして終わるんだけど、その設定の方が面白そうで
ジュニアの「それ見せろや!」っていうツッコミに納得でした。


そしてなぜか最後に桂三度の過去のネタ(サボイ、DJ)いじりにw
発端はジュニアだったんですが、ひょっとすると
「お客さんこれ見たかったんちゃうの?」というのを
知ってたのかも知れない。

すんげー!プレイバック/葬式DJ(ジャリズム

そしてこの流れw
流行りのフレーズとかもあるけど、やっぱりこのネタ面白いよなぁ。
今回「ユニット限定」ってしばりがあったんなら
桂三度オモロー山下のユニットとしてDJの新しいコント
やってもよかったんとちゃうの?って思いますわ。


さてここから本筋に戻ります。

第6位(42P)/べたべた同好会の漫才/べたべた同好会(オモロー山下たむらけんじ

いやぁ、山下がいい意味で変わってないw
むしろ年取っておっさんになって
テケテカスーツにデカイ蝶ネクタイが
すごい馴染んでる。これはたむけんもですけどw
あと途中、まるで介護のように山下の面倒を見るたむけんが
なんか微笑ましかったですw

すんげー!プレイバック/ベタベタ同好会派生ユニット

「なんじゃそりゃ研究会(陣内・ケンコバ)」と
「うまい愛好会(久馬・桂三度)」を紹介。
この中で一番恥ずかしいというか「若気の至り」っぽいのは
「うまい愛好会」だなーw

第5位(55P)喫茶コーヒールンバ水玉れっぷう隊テンダラー

ユニット名「ギア・トランス4」ちゃうんかい!というツッコミはさておき
ショーパブ「アランドロン」の元ホスト4人のユニット。
完全に当時やってた「株式会社シリーズ」の流れのコントですが
当時に比べて「ホスト色」を濃くなってるw
だいぶ吹っ切れた模様(すんげーやってた当時はそういう事を嫌がってた)。


いや当時はエキストラみたいな役回りの
テンダラー二人がコントを引っ張ってて感動しました。
ちょっと中だるみがあったのが残念かなー?

第4位(60P)沖縄旅行/仲右衛門(中川家なだぎ武

「仲右衛門」は礼二となだぎのユニットで
剛が入った場合のユニット名は「少林寺木人拳」やぞとツッコミはさておき
中川家のオバちゃん描写は相変わらず上手いし、面白いんだけど
この3人が組んだらみんな喋りっ放しでうるさいなぁ
と思ったらトップ出番で緊張してて巻いて喋ってしまってたとの事。
(本当はもっとゆったりしたネタだったらしい)
出番が中盤ぐらいならベスト3入り出来たのかも知れない。

すんげー!プレイバック/メガネ部(ジュニア、山下、陣内)

振り返るの短っ!w
このネタはいわゆる「スポ根ものによくある流れ」
(先輩がわざと後輩に酷い事言って「その悔しさ試合にぶつけろ!」とか)
を茶化したネタで結構完成度高いんですけど
ブリーフ一丁になるのが、ちょっと邪魔かなー?って思います。
なんか「アイドル扱いされてた事を裏返しでやってた象徴」みたいで。

第3位(62P)トリオ漫才/野性爆弾with秀樹

もうちょっと化学反応的なモノを期待してたんだけど
ほぼ野爆のネタで、後藤が思ってた以上に空気だったのが残念。
最初のロッシーとのやりとり(滑舌が悪すぎて何言ってるのかわからない)
のくだりは面白かったんだけど。


ここ(後藤)も久馬と組んで漫才とかいう話は登らなかったのかなぁ?
あと、後藤が昔より更に若返っててビックリしましたw

第2位(63P)喧嘩/八木VS村越

この二人のギャグ対決って当時はよその番組ではよくやってたんですが
すんげー!の形式でやったのは初めてだったかな?


つか、順位発表の時にジュニアが言った
「今回真芯で捉えてたの村越だけ」のセリフを
番組が編集で拡大してしまった為に
変に期待値が上がりすぎてしまったように思えます。
まっさらな気持ちで見たらもっと素直に笑えたかも。

第1位(92P)マジックショー/お〜い!中たかじん(久馬、礼二、高橋、陣内)

このユニットを見て思ったのは
恐らく当時常連ユニットだった「そういう人達」
(メンバーは久馬、誉宇野、斉藤孝文、陣内)のポジションなんだろうなと。
二人引退してるんで、代わりに礼二と高橋が加入といった所でしょうけど
この高橋加入が功を奏した模様。
「キモい女性役」で非常にいい演技をしてました。
やっぱり売れっ子は違うなぁ。


そして最後は陣内の離婚ネタがオチでした。
なんだかんだで陣内が最後に持っていったのがなんともこの番組らしいw

第10位(28P)タイガージェットシン・上田馬之助の漫才/ザコバ(ハリウッドザコシショウケンドーコバヤシ

そして最下位はこのユニット。もう最初にメンツ見て予想出来ましたけどねw
とはいえやすともシャンプーとは2P差で、実際にキツかったのは
やすともシャンプーの方だったんじゃないかとw


でも結果発表でやった即席コントがウケてたし、たぶんそれでこの二人(というかザコシショウ)の
面白さは充分証明出来たのではないかと。名言「笑いは稲作(byジュニア)」も出ましたしw
つか、後ろで見てる水玉れっぷう隊のオーラの無さよTT

総評

まぁテンダラーサバンナ高橋の成長が見れたのは収穫でしたが
正直「やっぱりあれはあの時だから面白かったんだなー」と思える部分も大きく
それよりも間でやった「すんげー!5up」を
メインでやった方がよかったんじゃないかな?
劇場への客寄せの効果もありそうだし。


あと「すんげー!」といえばコントの他に
千原兄弟のバカトーク」があってそれの再現も楽しみにしてたんですが
(久々にテレビで千原兄弟トークが見れると思って)
全然やらなくて、せいじが空気だったのが残念。
でも、ジュニアの仕切りっぷりを見てると
なんだかんだで、一番成長したのはジュニアだと再認識出来た番組でした。