ZAIMAN23
今更ですが先々週の「ZAIMAN23」の感想を
M-1に絡めていろいろ書いて行きます。
出演メンバーは梅田組がフットボールアワー、メッセンジャー、やすよともこ、
シャンプーハット、ブラックマヨネーズ、チュートリアル、ビッキーズ、ロザン
base組は麒麟、笑い飯、千鳥、南海キャンディーズ、レギュラー、ストリーク
後は中川家、トミーズ、カウスボタンが出ていました。
梅田組でM-1出場資格があるのがチュートリアル、ビッキーズ
ロザンの3組ですが(一応フットとブラマヨもあるのですが
たぶん出ないと思うので除外します)
この中でズバ抜けてるのがチュートリルですね。
この回でやったネタはM-1でやった「どーでもいい事に
徳井がやたら興奮する」というパターンの漫才なのですが
どうしても二番煎じなので「バーベキュー」には劣るものの
彼らのポテンシャルの高さを示しています。
反面ビッキーズですが、彼らは今年がラストチャンス。
…なのですが、さっき書いたチュートリアルやブラマヨが
漫才において独自のパターンを切り開いてるのに対して
ビッキーズは相変わらずハッピ着て、飴撒いて、「ビキビキビッキーズ!」。
いい加減このパターン止めないと優勝はないですよ。
ネタと関係ない部分で個性出したってしょうがないもん。
一応ビッキーズの漫才は須知の毒舌というウリがあるんですが
法被のせいで「毒舌キャラ」ってイメージが
薄くなっちゃってるんですよね。
優勝を狙うならブラマヨのように、今までやって来た事を捨てて
新しい戦略を見につけないと厳しいでしょうね。
あとはロザンがビックリするほど、つまらないネタをやってました。
M-1の準決勝で「宇治原がキレる」という新しいパターンを
生み出したハズなのに、何この昭和の漫才。
でも、ロザンはM-1きっかけのブレイク狙うよりも
東京に出てタレントして売った方がいいと思うんですけどえねぇ。
菅の顔と強かさがあればイケると思います。
こういうアイドル系の芸人は賞味期限が切れないウチに売り出さないと
水玉れっぷう隊や$10みたいになっちゃいますし。
んで、関西で今まで座ってた席を、NON STYLEに譲ってあげて下さい。
続いてbase組、baseはストリークを除く5組に出場資格があるわけですが
今回一番面白かったのは笑い飯。
いや、実は僕笑い飯ってあんまりツボに入らないんですよ。
数あるボケの中で一個ツボに入るのはあるんですけど、
全体を通じて笑えたのはそんなに無いんです。
去年のM-1のも2本やったネタの中で笑ったのって
「ないなーないなーおいしくないなー」のフレーズだけでしたから。
でも、そんな僕が今回のネタは爆笑しました。
いや、M-1からまだそんなに経ってないのに
こんだけのネタを作れる笑い飯って凄いです。
間違いなく今年の優勝候補でしょう。
次に千鳥。実は千鳥もあんまり僕のツボには入らないんですよ。
でも、今回のは面白かったです。
「ノブが相談を持ちかけるが、大悟の話がどんどんあさっての方向に行ってしまう。」
というパターンなのですが、昔やった「夜寝れん」の
パターンよりパワーアップしてます。
それで僕の思う千鳥の弱点って「後半失速する」って部分なんですけど
(去年のM-1でやった「幕末ごっこ」もリターンズでやったネタも
途中まで良かったのに…ってパターンでした)
このネタは失速する所か、オチ間際のノブのセリフで笑えましたから。
ただ、優勝とまではいかないかなー?
さてトップ組の中では一番好きな麒麟なんですが
どうも今回はイマイチでしたねぇ。
いつもの川島がナレーションするパターンなんですが
川島のええ声や声帯模写じゃなくて、最初のM-1でやった
「小説ネタ」みたいなひねった笑いが欲しいんですけどねぇ。
南海キャンディーズは確実にパワーダウンしてます。
芸人ってタレントして売れちゃうとエネルギーがそっちに注がれちゃうんで、
どうしてもネタの方がパワーダウンしちゃうんですよね、不思議と。
雨上がりとか品庄もそうでした。
レギュラーは「あるある探検隊」をやってました。
まぁ、M-1ではしないと思うんで置いときまして、
どうも最近エンタや笑金見てると
ホンマに「あるある」ネタしかやらなくなりましたね。
あれって「あるある探検隊」といか言いながら
絶対にあり得ないナンセンスなフレーズを言うのが面白かったのに。
せめて、エンタ→あるあるネタメイン
笑金→ないないネタメイン
ZAIMAN→あるある探検隊はせずに漫才をやる
っていう風に分けてくれたらいいのに。
以上ZAIMAN見た上での今年のM-1予想でした。
あと、M-1とは関係ない部分ですが
中川家の二人の本筋から外れたコントを次々とやるの面白かったなー。