五味一男と『エンタの神様』

「NOT FOUND−秋への黄昏」さんのブログより。
これを読んで思ったのですが、この問題の元凶は
五味一男でもなければ、視聴者の演芸指数の低さでもない
「視聴率第一主義」の今のテレビ業界にあるんじゃないか?
と僕は思うのです。


「そもそも視聴率ってアテになんのか?」という疑問が
ずっと僕の中にありました。
例えば「笑いの金メダル」がトーナメントネタバトルをやってた時代
それはそれは目を覆いたくなる低視聴率でしたが
そんな中「ヒロシ」という芸人をブレイクさせてるんですよね。
その事実を見ると視聴率ってアテにならんなーと。


五味一男のやってる事もお笑いファンとしては腹立たしい事でしょうが
日本テレビの会社員」だという視点で見ると
これほど優秀な社員はいないし、
今のテレビマンが「視聴率を上げる事」がノルマだというなら
そりゃ、どんな事(もちろん犯罪は除きますよ)やってでも
視聴率を取りに行くでしょう。
僕が五味一男の立場だったら、彼と同じ事をしてるかも知れません。
(ただ、彼が講演会なんかで「俺はデキる男」みたいなのを
自分で言ってるのは鼻に付くことこの上ないんですが)


何か視聴率に代わる画期的な方法を編み出せればいいんですけどねぇ…。
それが無理ならせめて、販売してるテレビ全部に
視聴率検査機を搭載して欲しいです。
じゃないと不公平というか、本当の意味での統計は
取れないと思うんですけどね。
一家に二台三台ある場合でも、それぞれ違うテレビ見てたら
それは「見ている」事になるから、それぞれをカウントしていいと思いますし。


前にある番組で「ある程度の結果が解ったら全体の結果がわかる」
みたいなのを米の重さを使って例えてましたけど
米の重さは均一ですけど、「どんなテレビが好きか?」は
本当に人それぞれですからねぇ。


極端な話すると、視聴率検査機がついてる人が全員見てて
それ以外の人が全員見て無くても視聴率100%なりますし
視聴率検査機が付いてる人が全員見てなくて
付いてる人が全員見てても0%になりますしね。
その番組を見ながら「人の心と米の重さ一緒にすんなぁ!」
ってめちゃめちゃキレた覚えがありますw