「笑いの金メダル」:昨日の風はどんなのだっけ?

のほほんと見てたので、その辺の問題には気付きませんでした(苦笑)。
でも、ここまで来たら優勝させてあげたいですね。
5本もネタやらして、優勝無しでは可哀想ですしw


それで、ここ最近見ていて思うのは、
どうも笑金にポリシーを感じない」って事なんですよね。
「こういう番組をやりたい!」っていうのも見えて来ないし
かと言って芸人に対しての思い入れみたいなのも感じない。
(それがおりたさんの書いた記事に繋がってるんだと思います)


どうも「日曜夜8時」という時間帯だけを死守する為だけに
番組を続けてるとしか思えないんですよね。
なんかそれって凄いサラリーマンチックというか
夢のかけらもない話ですねぇ。


世の中、たぶん「自分のなりたかった仕事」についた人ってごくわずかで、
ほとんどの人が夢破れて妥協で仕事してる人が多いと思うんですよ。
だから、そういう人の為にも、いわゆるクリエイティブな仕事に就けた人は
自分のやりたい事を貫き通して欲しいなと勝手ながら思ったりするのです。


例えば、この番組が番組当初「ネタトーナメント」をやっていて
それが思うように視聴率が取れなかった事は
お笑いファンの中で有名な話ですけど、
上から「ネタ番組では視聴率が取れなかったから番組内容を変更してくれ」
って言われた時に
「深夜枠に移動してもいいですから、ネタ番組やらせて下さい!」
って言って欲しかった、ここのスタッフには。


そりゃ、ゴールデンと深夜では稼げるお金も違うだろうし
スタッフにも生活があるでしょうけど
でも、そこでポリシーを見せて欲しかった。


実際ネタ番組やってた時ってカンニング、ヒロシ、さくらんぼブービーといった
サンミュージック系の芸人を売り出そうとしたり
つぶやきシロージャリズムを復活させようとしたりと、
それなりのポリシーがあって
番組作りをしてたんですけどねぇ…。
ジャリズム復活の方は失敗に終わりましたけどw)


それだったら、まだ「エンタの神様」の方がポリシーはっきりしてますね。
だからこそ「そのポリシーは間違ってる!」っていう批判だって出来る訳だし。


そういえば、前なにかの雑誌で
「テレビマンは『オタク』では成り立たない」
みたいな記事があったんですよ。
それでその理由が「オタクは一人の人しか見ていない」みたいな理由だったんですよ。
まぁ、たぶん「プロのテレビマンというのは一人の人だけじゃなく
全体を見れるようにならなくてはいけない」っていう意味なんでしょうけど
僕はその「一人の人間に思い入れが出来ない」事が
今の「芸人使い捨て」に繋がってるような気がしてならないんですよね。


僕はむしろ「今、テレビマンに『オタク』がいないから、ポリシーのない
スポンサーの顔色ばっかり伺うような番組ばかりになってしまった」
と思います。


あーあ、たまにはスポンサーの偉いさんに自分らのやってる事否定されて
その事に怒って、偉いさんに食って掛かるような熱血テレビマンは現れないモンですかねー。