飯塚雅弓「10 LOVE」全曲レビュー
（タイトルはAmazon アソシエイトになっています）
だいぶ、前に購入してたのですが
感想をまだ書いてなかったので
この場で書こうと思います。
君と大空へ
「ひまわり」の浅田信一さんの作曲。
「ひまわり」を連想させるような壮大で爽やかな歌。
でも、アレンジが「君といたmemory」と余りにも
酷似してるのはどうかと。
赤い靴のカウボーイ
「I'm in the Pink」をイズミカワソラさんが作詞したという感じ。
個人的には、こういう「不思議系」の歌詞好きですよ。
アイドル声優全盛の時にこういう歌に出会っていたら
もうちょっとアニメファンの人が食いついてたのかも知れませんね。
春、君想フ
「やさしい右手」を吉田ゐさおさんが作詞したら…という雰囲気。
「やさしい右手」は包容力よりも、まーちゃんの独占欲が
出てしまって正直引いちゃった部分があるんですが
この曲は吉田さんの包み込むような温かい優しさに満ち溢れた曲です。
公園通り
岡崎律子さん作詞、作曲。
難しい詞なんですが、歌いこなしていますよね。
やはり10年間の賜物でしょうね。
Your Song
いやぁ、久々に室生あゆみさんの詞が来ました。
僕はこの人の詞が凄い好きなんですが
まーちゃんが全曲作詞をやるようになってから
お払い箱になっちゃってたんですよね。
今回また聞けてよかったです。
長谷川智樹さんのアレンジも「DESTINY」の時ほど
派手すぎず、凄くナチュラルな感じがいいですね。
Happy Smile
再びイズミカワソラさん作詞。
（作曲、編曲は鈴木CHiBUN智文さん）
こっちはカワイイソラワールド満載です。
それにしても、これだけアレンジに特徴的に
フルートが使われたのって「センチメンタル」以来？
りょうおもい。
まーちゃん作詞、作曲。
「かたおもい」のようなバラードと思わせといて
実はノリノリというフェイントが素敵です。
まーちゃん特有のストレートすぎる歌詞もいい感じ。
コスモスガーデン
大津美紀さん作曲、そしてコーラス担当。
（作詞はかの香織さん、「ひまわり」の「SWEETEST」以来）
まーちゃんと大津さんのハーモニーが素晴らしい。
この曲を聴いてると「声も楽器の一つなんだな」って
いう事を感じますね。
総括
アルバム全体を一言で言うと
「原点に返った」という感じ。
なんとなく、パイオニア時代っぽいんですよね。
パイオニア時代のからの方は半分ぐらいなんですけど
それでもこの雰囲気を醸し出せるのは
やっぱり「まーちゃんに楽曲製作の指揮を取らせなかった」
部分が大きいと思います。
今回の楽曲はまーちゃんが製作に関わった2曲を除いて
作家さんに完全に委ねて作ったそうです。
僕は前から「まーちゃんは元々役者さんなんだし
自分で作詞したり、細かい支持を出すよりも
他の人が作った歌を歌う方がいい、それはつまり
『役者として脚本家の書いた台本を演じる』のと似ていて
そっちの方がまーちゃんの良さが出るんじゃないか？」
と思っていて、今回のアルバムで
それが証明されたような気がします。
アルバムが全体的にそういうコンセプトだから
「りょうおもい。」という曲も
逆にアクセントとなって映えると思うんですよ。
まーちゃんには悪いけど、これからも
こういうコンセプトで行って欲しいなぁ。
あと、次回のアルバムの要望として
ゼヒ「大津美紀さん作詞作曲の歌」そして
「奥井雅美さん作詞、作曲の歌」を
収録して欲しいです。
