最近の南キャンの漫才

ようやくオールザッツ漫才を見ました。
まぁ、思ってたより面白かったのですが
気になった事が一つ。


レギュラーが今年卒業になったのに
南海キャンディーズは出演してるんですね。
たぶん、これは「baseよしもとに所属してるか否か」
で決まったんだと思うんですけど
そこで本当に久々に南海キャンディーズの漫才を見ました。


ネタは「イルカの調教師」という古いネタで
いやオールザッツで古いネタをするのはよくあるんですが
(昔メッセンジャーもバイクのネタやってた事あるし)
それはもう水を打ったように静か。
オチの「それ俺が好きな方の調教!」で
ようやく笑いが起こった感じでした。


それで「なんでこんなにウケないんだろう?」と思って
ちょっと僕なりに考えてみました。


この「イルカの調教」ってM-1グランプリ2005
同じくダダズベリした「歌のお姉さん」と
構成が似てるんですよね。


それで、この二本とM-1グランプリ2004で
ウケにウケた「医者と看護婦」のネタと比べると
「医者と看護婦」の方は山ちゃん主体で話が進んで行くんですね。
山ちゃんが「医者になりたい」って言って
医者を演じてる最中に、しずちゃんが変な事で入ってくる。

でも「イルカの調教」をはじめとする最近のネタって
しずちゃん主体なんですよね。
しずちゃんの一人芝居に山ちゃんが
ちょいちょいツッコミで入ってくるっていう展開。


いや、確かにテレビタレントしてはしずちゃんいろんな番組出たりして
大忙しですけど、ただ漫才において、メインを張って笑いが取れるほどの
実力はないと思います。
漫才に関しては山ちゃんが引っ張って行かないと。


どうも山ちゃん、最近のしずちゃんの扱いの違いに対して
卑屈になってるんじゃないかなー?って気がするんですよね。
前雑誌のインタビューでも
「僕じゃなく、しずちゃんが面白いと思ってもらわないといけない」
みたいな事言ってましたし。
もう一度「南海キャンディーズは俺が引っ張ってるんだ!」
っていうぐらいの自信を取り戻してほしいです。