爆笑オンエアバトル第9回チャンピオン大会ファイナル

というわけでコンビ毎のレビューです。
その前に、昨日の日記ですが僕普段あんな事書かないんですよ。
ただ、2ちゃんであまりにも叩かれてるのを見て
ちょっと僕ぐらいはフォローしないとと思って
ああいうのを書きました。

さて、ここから本題です。
「もし僕が審査員だったら玉を入れるか?入れないか?」
という事も今回付け加えました。

タカアンドトシ/漫才「コメンテーター・結婚生活」

「欧米か!」のようなツッコミだけど
同じツッコミではなく、いろいろなツッコミをすると
いったパターンなのですが
ちょっといろいろ詰め込みすぎ?
もしかしたら、その辺で付いて行けなかった人も
居たんじゃないでしょうか?


全体的に散漫としてて「これ!」と行ったのが
なかった気がします。
低い声のキャラもちょっと外し気味だったし。
(入れない)

超新塾/コント「ロックンロール劇場」

初のファイナルとフォーメーションを入れ替えるという
慣れない事をしたせいで前半ぐずぐずになってました。
というかマンモスをセンターに持ってきた意味が
あまりなかった気がするんですけど。


あと「俺が○○」の下りがイマイチで
組体操形式になってようやく笑いが起きるのも
しんどかったかな?
(入れない)

ハマカーン/漫才「危険な遊び、戦争ごっこ

あのね、やりすぎw
完全にお客さんぽかーんとしてましたからね。


あと、神田がノったりツッコんだりで
ポジションが終始一貫してなかったのが気になりました。
こういうパターンってノるんだったら、ノるだけノって
最後の最後にツッコまないと成立しないと思うんですが。
(入れない)

流れ星/漫才「草履を温める」

草履の形態模写はめちゃめちゃ面白かったんですけどねぇ、
それまでが長かったなぁw


セミ・ファイナルも最後だけ面白かったんですよねぇ。
(うーん…入れるかなぁ。最後のむちゃくちゃ笑ったんで)

ラバーガール/コント「電報」

ここのコンビに関しては「面接ネタ」が凄いインパク
あって「すげぇのが出た!」と思ったのですが
どうもそれ以降のネタが、それの劣化コピーみたいに
感じてしまうんですよね。今回のもそう。


「面接」のネタって大水のスカシ方が凄い不可解で
本当に気持ち悪くて良かったのですが
(たぶん「シュール」と言われるのは
あのネタの影響が大きいと思う。)
それ以降のネタはどうもスカシ方が幼稚臭いんですよね。


個人的にはあのネタを越える
インパクトのあるネタが見たいです。
(入れない)

エレファントジョン/漫才「コンビニ」

ここはファイナルに上がるが早すぎましたね。
(入れない)

キャン×キャン/漫才「クイズ番組、水戸黄門

爽やかな風が吹くようにに漫才が進んで行き、
終わった後何も残らない。
これがここのコンビのウリであると同時に
最大の欠点だと思います。


何か革命を起こさないと
一番になるのは難しいでしょうね。


「作詞家の先生に怒られるぞ」は面白かったのですが。
(うーん…入れる?かなぁ…)

タイムマシーン3号/漫才「お見合い」

山本のツッコミはどんどん面白くなってるのに
関のボケがどんどん弱くなってる気がするんですが。


流石にダジャレが多いのはちょっとどうかと。
(入れない)

三拍子/漫才「友達」

今回一番笑ったのはここでした。
いやー、いい感じで高倉がウザイわーw
そばに居たらめちゃめちゃ鬱陶しいでしょうね。
もう、このウザさでお腹いっぱいです。


高倉がウザくなればなるほど
久保のキレセンツッコミにも
説得力が出ますし。


難を言えば「しりとり爺さん」は一回目の登場の時から
しりとりをさせて欲しかったのと
古墳症のかぶせは要らなかったかな?
(入れる)

トータルテンボス/漫才「誕生花」

いや、めちゃめちゃ面白かったんですけど
タイマの被せとか、お客さんに誕生日聞くとか
こういう所でやるネタじゃないと思うんですよ。
営業でやるネタですw
(入れる)

NON STYLE/漫才「お化け屋敷」

今回の放送はリアルタイムで一度見て
このレビューを書く為に二回見たんですけど
他のコンビは最初に笑ったネタでも
オチが解ってたり、アラが見えたりして
一回目のときほど笑えなかったりするんですが
ここは一回目よりも二回目の方が笑えました。


いや、よーでけとる!
井上のイキリを体の動きを最大限に使って
いじる石田が見事にハマってます。
話もちゃんと一本筋が通ってるのもいい!


最初見た時、正直盛り上ってる会場との温度差を
感じたりもしたんですが
改めて見ると、ここ優勝ですわ。


ネット(特に2ちゃん)を見てると、どうもその風貌や芸風(イキリいじり)から
「女性向け」と評されているようですが
でも、最近関西で賞レースをいろいろ獲得しだしたのは
イキリに転向してからですし(審査員は男が多い)
むしろ、このスタイルになってから男にも受け入れられるように
なったと思うんですよね。
じゃあ、なんでこんな批判が出るのかと言うと
この「イキリ」って「女性受け」というより
男女問わず「お笑いマニアが嫌う」タイプ
芸風なんじゃないかな?と思うのですよ。


お笑いマニアの人ってキャラとか動きがなくて
喋りの技術と発想力だけで笑わせる
「職人タイプ」の芸人を好みますからね。
ノンスタってまさにそれの逆を行ってますから。


でも、僕は10人のお笑いマニアを唸らせるより
100人の一般人を笑わせられる芸人の方が上だと思ってます。
だから、オンバトでチャンピオンになれたわけですし。
(入れる)

総評

こうやって見てみると
僕のネタの良し悪しの判断基準っていうのが
「話は一本筋が通っているもの」と
「キャラクター重視」というのが解りました。


この日の夜7時に関西では「さんまのまんま」で
たけしとさんまが「最近の若手はネタを複雑にしすぎる」
と言ってたのを今回の大会を見て実感しました。
(今回のタカトシハマカーンなんかは、それに当てはまると思う。)


やっぱり解りやすいのが一番だと思います。
(三拍子の順位が低かったのは、話が散漫としてたからなんでしょうね。
あと、個人的にはイキリ以外でいろいろ凝ってて好きだった
ノンスタの「冬のカップル」が通常回でトップバッターにもかかわらず
意外とKBが伸びなかったのは、いろいろ凝り過ぎたからなんでしょうね。
シンプルな構成の今回の方が会場のお客さんには面白く感じれたと思う。)


最後にノンスタ優勝おめでとう!
タカトシお疲れ様でした。