この前のオンバトで

どうも天津のネタがやたら好評らしく
「オタク漫才を止めるべき」という意見を
あちこちで見かけたんだけど
うーん…どうなんだろう?


いや、天津がオタク漫才をする前から知ってる
昔っからの天津のファンが言うのはまだわかるんですよ。
まぁ、彼らが好きだった頃の天津なんですね。


ただ、オンバトとかで天津を知ったと思われる
関西地区以外のお笑いファンがそう言っちゃうのはどうなんだろう?
たぶん、そういう人らが天津を知るきっかけって
「天津がオタク漫才やってたからじゃないの?」
って思うんですよね。
いや、たぶん天津がオタク漫才やってなくて
スーツ着て普通に漫才してたら
オンバトでオンエアされたウチで
一組「あれ?そんなコンビオンエアされてたっけ?」
みたいなポジションになってたと思う。


それを「オタク漫才を止めた方がいい」と言うのは
余りにも本末転倒のような気がするんですよね。
いや確かに今までオンバトで披露されたオタク漫才って
かなりヒドイ出来だったので仕方ないかとも思うんですが。
(「寿司オタク」と「新幹線オタク」ですから)
でも、それって相対的というか
例えるならずっとマズイモノを食わされて続けた後
そこそこおいしいモノでも凄くおいしく感じるというのと
同じ事なんじゃなんでしょうか?
たぶん、これレベルの漫才を2〜3本見続けたら
段々、影が薄くなっていくだけだと思うんですよね。


だから、僕は天津はオタク漫才を続けていくべきだと思います。
迷ったとき「無理せず止めろ」というのは優しさじゃない
むしろ「迷ったらなんとかして抜け出せ!」と言ってあげる事こそ、
芸人のためになるんじゃないかと僕は思うんですよね。


それに天津のオタク漫才は全くダメダメな訳じゃない。
中にはこういう良作もあるので、そういうのを作り続けて行ければ
迷走からの脱出も出来ると思います。

その為には天津が吹っ切れないといけないんですけどね。
未だに「客が引くんじゃないか」と遠慮してる節がある。
でも、baseよしもとに見に行ってるような
大阪の若い女性のお笑いファンならまだしも
東京のお笑いファンはもうちょっと「オタク」を
キャラとして受けられるだけの度量はあると思うんですよね。


なにせ東京の若手がこんなコントしてるぐらいなんですからw