レッドカーペットの第一回目の再放送があったらしい

僕は出かけてたんで見てないんですが
第一回と言えば天津がコンビで出た唯一の回なんですよね。


あの時のネタって「オタク漫才」とは言いつつも
アニメの話とか一切しない
萌えジャージと言う見た目と
「オタクだにゃん」というギャグ
他に動きで笑いを取るという手法は
ひょっとしたら向は
レイザーラモンHG」のオタク版を
狙ってたのかも知れない


でも、それになるには
向の動きって子供がマネしにくいし
「オタクだにゃん」も
向しか使えないギャグですからね。


そりゃ、あそこでウケても広がらなかったハズだわ。
そう考えるとHGの「フォー!」って簡単で
どこでも誰でも使えるという
コロンブスの卵的なギャグですよね。


その後の「ワッショーイ!」は
使い所がよく解らない為に全く流行りませんでしたがw


じゃあ、あれがオトナ向けかというかとそうでもないんですよね。
オトナが笑うには
「なんでコイツが気持ち悪いのか?という理由付け」が足りない
向って、ただ「なんとなく漠然と気持ち悪い」だけでしょ?
「見た目がキモイ」とか「動きがキモイ」というのをひっくるめて。
結局、これって
「学生時代、クラスに居たちょっと雰囲気のおかしい奴を笑う」
というのとよく似てるんですよね。
だから、学校的な雰囲気のあるbaseではウケるし、
レッドカーペットでも矢口とか若いグラビアアイドルの子は笑う。
でも、あの時オトナの審査員の人は
いまいちピンと来てない顔をしてたんですよね。


それは、じゃあそのクラスで笑われてたヤツが
大人になって会社に行っても同じ様に笑われてるのかと言うと
そうじゃないでしょ?
そういうヤツって素は大人しいモンだから
会社でも地味で目立たないポジションに居てたりする。
なんかアウェイの地(オンバトとかで)で地味な評価を受けてる天津が
今まさにそんな感じなんですよ。


で、オトナの人に「コイツ変なヤツ」と思わせる方法はただ一つ
「空気を読まない事」です。
実際、お笑い界でそういう扱いを受けてる人って
みんな空気を読めない(または意図的に読まない)人ばかりなんですよ。
出川しかり、山ちゃんしかり、西野しかり。


だから、もう向も中途半端に空気読まずに
アニメの話とかしまくって「気持ち悪い」って
思われた方が芸人としてはいいと思うんですよね。
例えるなら「現代版宅八郎」みたいなキャラで。
で、木村は「そんな向を気持ち悪がる一般人代表」で
いいと思うんですよ。
そもそも、向って見た目が気持ち悪いんだし
趣味も「萌えアニメ、萌えマンガ」という
オタクの間でも地位の低いジャンルを好んでますから
もう、その道しかないと思う。
(これは萌えアニメが好きな僕が一番痛感してる点でもあったりしますw)


ただ、宅八郎のまんまだと、味方に付けないとならない
オタクの人にまで嫌われてしまいますから
そこは漫才師、漫才で「一般人からしたら
得体の知れないネタだけど、知ってる人から見たら
本当に作品を上手く料理した傑作」
なネタをやれば
ちゃんと味方についてくれるオタクは居てると思う。
少なくても、そういう風に天津がなるのなら
まず僕が味方しますし、ネットとかの天津バッシングに
ブログでフォローしまくりますよ、マジで。


だからこそ、今やってる「上っ面のオタク風漫才」じゃなくて
「本格萌えアニメ、萌えマンガ漫才」をしないといけないんですよ。
それはネタがわかるわからないじゃなくて
キャラクター付けをするのに必要な手段なんですよ。
そこを周りのスタッフと何より天津二人が
解ってないといけないんですけどね。


はてさて、再び彼らがコンビ揃ってレッドカーペットに
出れる日は来るのでしょうか?
もう流石に木村ピンはないと思いますがw