「これさえあればゴハン何杯でも食べられる」と言って2杯で限界になっているアナタへ

「これさえあればゴハン何杯でも食べられる」と言って2杯で限界になっているアナタへ

「これさえあればゴハン何杯でも食べられる」と言って2杯で限界になっているアナタへ

嘉門達夫の新作アルバム。
もう発売してだいぶ経ってるのですが
ようやくレンタル出来たのでw
レビューを書きたいと思います。

1、新・軍隊訓練

どうも、嘉門さんシュール路線を狙ってるぽいんだけど
そもそも嘉門達夫にシュール路線が合わないんですよね。
個人的には、もっとマヌケな感じが出てくればいいと思うんですけど。


昔、うたばんで外国人兵士が言ってた
「スシ、テンプラ、フカガワドン♪」の方が面白かったなぁ。

2、あったらコワイセレナーデ2007

カラオケ前のでよかったのに、変なアレンジが加わってるなぁ。
内容は結構良かったんですが、後半あえぐシリーズが
後のトラックに入ってる「ベストオブエロコワ」と
コンセプトが丸かぶり。
正直「ベストオブエロコワ」というコンセプトが
それこそベストアルバム向けという気がするので
今回はこっちだけで良かったんじゃないかと思いますね。


あと「真っ黒に日焼けしたオタク」って怖いか?

3、新・CHU!CHU!CHU!

これは「間違ってますよ!」との差異はいかに間違いを上手く活かした
ツッコミをするかという部分なんですが、上手く決まってるのもあれば
微妙に外してるのもあって、この辺は相変わらずかな?と。

4、生出し替え唄メドレー2

まぁ、飛び抜けて酷いのもなければ、飛び抜けていいのも無い
って感じですね。全体的に妥協点。
「浦島太郎」のは替え唄じゃなくてオリジナルの歌にした方が
いいと思う。

5、俺だけかぁー3

このシリーズは構成が組み立てやすいから、毎回ハズレないですね。
最後のヤツは面白いけど同調しちゃダメだろw

6、小市民2007

小市民も実は地味に続編が数多く作られているのですが
この曲も含めて、どれもハズレがないというか
安定した出来を見せています。
あるあるネタ」のまさに王道と言うか、
人類にとって永遠のテーマなんでしょうね。


ただ、この曲って元々前のアルバム用にネタを募集してて、
前のアルバムの出来が微妙だっただけに
前のアルバムに収録して欲しかったと思います。
また、次の曲を聴くとよりそう思うのですが
それは次の曲の解説にて。

7、そんなアナタが大好きです

と、いう訳で問題の曲ですが、コンセプトが「小市民」とまるかぶり。
もう同じ曲を立て続けに二回聴かされてる感じがしてw
(これ、シングルのA面が「小市民」で
B面がこの曲だったら成立するんですけどねw)


ただ、歌そのものは悪くなかったし
番組でも結構盛り上ったコーナーだったので
凄い惜しい事をしてるなーって気がしました。

8、新・新・ショートソング

  • 独り言

こんなに数多くやるんなら「哀歌〜エレジー〜」でもいいような気がしますが。

  • 予告編

なんで、こういうのをショートソングの枠でやっちゃうんだろうなぁ。
ちゃんとBGMを付けてそれっぽくするだけで
世界観がぐっと広がると思うんですけどね。

  • 会話

あーあ、結局一緒にしちゃったよ。
昔「NIPPONの楽しみ」の時にかのパルナス小僧さんが
「短い歌と会話モノは分けて欲しかったなー」
みたいな事言ってて、僕はその時
「ふーん、そんなモンなんかなー?」
って思っててその言葉を聞いてたのですが
今から思うと、まさにあの時のパルナス小僧さんの言ってた事は
凄く納得できるし、あの時にそれを感じてたのは凄いなーって、
今では思うのですが、 どうも嘉門さんって、ある日を境に
「細かい事は無視して力技で押し切る面白さ」を
アピールするようになったんですが、
どうも「力技」というよりも
ただ雑になってるだけのような気がするんですよね。


でも、世間から「細かい人」と思われてる嘉門さんが
雑な部分を見せるのは、嘉門さん本人にとっても
損のような気がするんですよね。
そこに気付いてくれればいいのですけど。

  • まどかちゃん

もう、これはネタが出尽くしたかなぁ。

  • 冷蔵庫

「信号機」の続編。たぶん「信号機」を聞いてた人が
今、番組に投稿してるんでしょうねw
ちょっとオチのセリフが長くて、キレイに決まりきれてなかったかな。

9、あったらコワイセレナーデ〜ベスト・オブ・エロコワ〜

これは「あったらコワイ2007」の時に書きました。
っていうか、次のアルバムが25周年記念アルバムなんだから
そっちに入れるべきだったよなー。
さっきの小市民といい本当にこの人はタイミングが悪い。


それにしても相変わらずアレンジがクドいw

10、どないやねん2

ああ、フリューズのコーラスが・・・それだけでもう泣きそうにw
歌はまぁいいんじゃないでしょうか?

11、あるか?イヤない!でもあるか?

なんか、一作目に比べて、迫り来るような勢いがなくなっちゃった感じがあるなぁ。

12、せーへんか?2

「2」とありますが、実は「1」(「達人伝説」収録)の後に
「笑撃王」の「SHOW TIME」の
一部に「1.5」みたいな感じで組み込まれたのですが
その時はアルペジオをバックにやってて、
「いや、1の時のからオケわい!?」と思ってたんですが
今回はちゃんと1と同じカラオケで収録されています。


このバックのカラオケとコーラス好きなんですよ。
なんか、妙なほのぼの感があってw


あと「1」時は笑瓶兄やんと二人でやってたのですが
これは今回みたいに独り言のように言うのがオモロイですね。

13、新・新・新ショートソング

  • ナイフとフォークとスプーン

「信号機」の続編の2つ目。
こっちの方がオチがすっきり決まってますね。
でも、最後のギターはかき鳴らすよりも
一回「ジャン!」ってやって終わる方が良いのでは?

伴奏あるけど、完全にコントですな。

  • あ!外国人や!

これも昔やってたネタのパート2ですね。
でも、これ「外国人や!」じゃなくて
「ガイジンや!」の方がニュアンス伝わるんですけどね。
ラジオのコーナーも元々そういうタイトルでしたし。
まぁ、なかなか難しいのかも知れませんが。

  • 貼り紙
  • いろんなカーナビ

この辺お馴染みのシリーズが続きます。
この辺は各々独立させるか、それが出来るような出来じゃなかったら
没にするぐらいの一つの作品に対しての厳しさが欲しい。

14、新・もおええやろ!キミ

ヤンタン時代は長寿コーナーなのに、
なかなかCD化しないので有名だったんですが
(実は僕が作詞クレジットに
ヤンタンオールスターズ」の名前を残したくて
「このコーナーをCDに入れましょう!」と嘉門さんに申し立てて
ネタを一つの形にまとめた所、めでたくCD化になったんですが
嘉門さんに「ヤンタンの名前ももうええやろ」って言われて
作詞クレジットにヤンタンの名前は残せなかたっというエピソードがありますw)


一度、新作が出来たら、その続編が出来たの早いなぁー。
でも、内容も思ったよりもいい感じになっています。
やっぱり形が決まってると、ネタも作りやすいのかも知れませんね。


あと、最後のオチはひとひねりしてて面白い。
一作目の社長が出てくるのとエライ違いだw

15、Mr.説教MANやっちゅうてんねん!2

この曲はライブで固有名詞どんどん出して
やる方が面白いので、ちょっとCDになると面白さが落ちるなぁ。


あとタイトルは「やっちゅうてんねん」の2にするより、
「Mr.説教MAN2007」にした方が
シンプルでよかったんじゃないでしょうか?

16、冷やし中華はじめました

あー、これは厳しいなぁ。
番組では一番盛り上ったコーナーなんですけどねぇ。
曲にする際に、だいぶ苦戦したんやろうなぁ
っていうのが伝わってきます。


まぁ、でもこれは先送りには出来ないしなぁ・・・
う〜ん・・・何度も言うようですけど厳しい。

17、新・イラン事言わんでええねん!

これも「せーへんか?」同様、「1」発表後、
「笑撃王」の「SHOW TIME」の
一部に「1.5」みたいな感じで組み込まれたのですが
逆にこっちは、「1.5」の時のアレンジになってて残念。


いや、あのカラオケたぶんセリフの長さに合わせて作ってるから
応用が利かないんでしょうけど
じゃあ、同じアレンジで作り直せや!って思うんですよね。
元々オケ作ったの嘉門さんだし。

18、平成五段活用

今時のご時勢「平成」って付けるセンスもどうかと思うんですがw
この曲のオリジナルが19年前なので、なんか懐かしい気持ちでいっぱいに。

総評

いや、いろいろ批判も書きましたが
アルバムとしてはいろんなコンセプトの歌が取り揃えてあって
なかなか楽しめました。
やっぱり、素人からネタを募集する場所が
嘉門さんには必要だという事を感じた一枚でしたね。
(番組そのものは、僕のPCの環境のせいで見るのは諦めましたが)


最低でも、このくらいの水準は欲しいなぁ。