腐女子と言う言葉が一般化したせいで…

どうも、使い方を誤ってる人が多いような気がします。
特にお笑いファン。
（いや、僕が２ちゃんのお笑い板を見ての事なので
ひょっとしたら、そこだけが間違ってるだけかも知れないけど）

なんか、お笑いファンの人は
「女の子からキャーキャー言われるような
シュッとしたイケメン風かつチャラチャラした芸風の芸人」を「腐女子ウケ」、
そういう芸人に食いつく女の子を「腐女子」と思い込んでるみたいですけど
（要するにノンスタとかのろしとか）
それは「腐女子」ではなくて、ただの「ミーハー」。

腐女子というのは芸人同士が仲良くしてるのを見て
萌え萌えしたり、もっと先のいかがわしい妄想をして
ハァハァする女性の事を言うんだと僕は認識しています。

いや、まぁノンスタやのろしにも
腐女子のファンは居てるでしょうけど
たぶん、お笑い板で批判的な意味で使われている
「腐女子」というのはたぶん誤用だと僕は思ってます。

で、ちょっと考えてみて下さい。
ノンスタの芸って本当に「腐女子ウケ」と言えるのか？
今まで石田と井上が仲良しこよしで
漫才してた事なんてあっただろうか？
いや、むしろ逆で井上の「イキリ」を
執拗に石田がバカにし、
それに対して井上がツッコむといった
むしろ「ケンカ漫才」。

いや、それを見て
その「ケンカ」をむしろ「仲のいい二人がするケンカ」だと
思う人も居るとは思いますが、それはその人の自由。
いや、そんなに妄想たくましい人が居たら
僕はむしろその人を応援してあげたい。
絵心があるなら、ゼヒ同人誌を作って
全国の腐女子に夢を分け与えて欲しい。

僕はむしろお笑い界では「腐女子」と対極にありそうな
笑い飯こそ「腐女子漫才」のキワミなのではないかと。
いや、確かに昔の笑い飯は
お互いに「俺の方がオモロイわい！」と張り合う
男臭いケンカ漫才だった。
しかし、今の笑い飯を見てみると
お互いが仲良しこよしのいちゃいちゃした漫才。
しかも、この前のＭ−１では
「機嫌を損ねた相方に慌てふためき、ご機嫌取りをする」
なんてくだりもありました。
もう、これは完全に「腐女子向け漫才」ですよね。

いや、まぁさっきも書きましたが、
腐女子妄想するのは自由です。
ただ、その妄想に振り回されて
芸風まで変えちゃう芸人が非常に情けないなと。

でも、自分らでは「俺は客に媚びない
俺らがオモロイと思ってる事をやるんだ！」
とか思ってる訳でしょ？
特に笑い飯なんかは、そういう事を言う奴らですし。

それならそれで、もっと自分をしっかり持てよと思うんですよね。
知らず知らずのウチに一部のお客さんに
飼い慣らされとるやないかい！と。
ノンスタの方がよっぽど自分をしっかり持って漫才してますよ。

で、結局「腐女子」という言葉を正しく理解してないから
事実を曲解してしまってるんだと思うんですよね。
ちゃんと言葉の意味を正しく判断し
事実を認識するべきだと僕は思います。