僕の考えた嘉門達夫ベストアルバム案(笑)

いや、前から思ってたんですが
嘉門さんって「ベストアルバム」を
出すタイミングがおかしいんですよ。


いや、本当はミュージシャンって
常に新しいモノを出して行きたい
ベストアルバムは本来ミュージシャンが求めるモンではなく
レコード会社がお金儲けとか
ミュージシャンの名前をもうちょっと上げるために
出すものだと僕は思ってるんです。


そうなると聞く側の立場になって
ファンが聞きたいタイミング出し、
聞きたい収録曲を入れるべきなのに
どうも「自分の出したいタイミングで
(早い話ネタ切れになった時)勝手に出してる」
収録曲もイマイチ「これ」と言った感じのしない
「痒い所に手が届かない」どころか
「痒い所以外を掻いてしまう」厄介な出来に
なって居る事が多いのです。


そこで過去に出したベストアルバムから
「僕ならこのタイミングでこういうベストアルバム作ったのに」
というのをここで書いて行こうと思います。


まぁ、今更そんな事言ってもしょうがない
「たられば話」ですがお付き合い下さると嬉しいです。


今回はこのアルバムから。

THE BEST OF KAMON TATSUO

THE BEST OF KAMON TATSUO

1991年11月1日にリリースされたビクター初のベストアルバム。
恐らく「替え唄メドレー」のヒット祈願で
出したモノだと思われるのですが
嘉門さんのベストアルバムにしては
出したタイミングも良く
収録曲も納得の行くラインアップなのですが
それでも「なんでこれ入れてん!?」っていうのが
数曲あるので、その辺差し替えなどのアイディアを。

1、替え唄メドレー

まずはもう一発目からカマしましょう。
実際のアルバムでは「未知との遭遇」という
アルバム「宴」に入ってるショートコントから
始まるのですが、「ゲストを交えてのコント」は
あのアルバムだから成立するというのもあるので
今回は完全に省きました(「同時通訳」も同様)。

2、タリラリラン・ロックンロール

アニメ「平成天才バカボン」の主題歌で
このアルバムが出た時点では
「替え唄メドレー」「替え唄メドレー2」
の次に売れたシングル。


このリメイク作そのものは微妙と言われてますが
それでもかの「天才バカボン」という超メジャー作の
主題歌を歌わせてもらった事は凄い事ですし、
実際この唄で嘉門さんを知ったって人も
当時結構居たと思うんですよね。


それに当時「主題歌を歌手とアニメキャラが一緒に歌う」
というのも画期的でそういうのとか
いろいろ考えるとベストアルバムに入れるべきだったと思います。
こういう曲ってベストアルバムじゃないと
入れれませんしね。

3、えのきだけ

本来は大オチに入ってる曲ですが
今回ラストの曲を変えたのでこっちに持って来ました。
バカボンの主題歌のあとにこういうナンセンスソング
というのも面白いなぁと思って。

4、アホが見るブタのケツ2

ここまでの4曲までは「替え唄メドレー」きっかけで
嘉門さんを知ったチビっ子向けのラインナップになっております。

5、ハンバーガーショップ

ここで知る人ぞ知る名曲。
アホブタから「あるあるネタ」を引継ぎつつ
ちょっと対象年齢を上げる戦略に。

6、自転車

ハンバーガーショップ同様、あるあるネタを踏まえつつ
お兄ちゃんお姉ちゃん向けに。

7、結婚しようよ〜彼女はもうすぐ26〜

ほのぼの路線を引き継ぎつつ
さらに対象年齢を上げます。


実は「替え唄メドレーシリーズ」と
「タリラリラン・ロックンロール」以外の
シングル曲はほぼ全て「失敗作」とみなし
ラインナップから外したんですが
この曲はあくまでアルバム「バルセロナ」の
収録曲として残しました。
曲自体もよく出来てますしね。

8、怒りのメドレー

前曲で大人の恋愛を描いた流れでこの曲に。
元のベストアルバムは「アホが見るブタのケツ2」の
後に入ってて流れがおかしかったので
この辺に持って来ました。

9、バス

完全に「怒りのメドレー」の流れで出来た曲で
アルバムをまたいでしまったので
本当はこれも入れたバージョンみたいなのを
新たに作って欲しかったんですが
ベストの方もこの流れで入ってたんですが
なかなか良さげだったので
その流れでそのまま配置してみました。

10、オーマイガー!!

僕は知らなかったんですが
ラジごめのコーナーだったらしいですね。


この頃は「ラジごめオールスターズ」という
クレジット方法を思いかなったらしく
当時スタッフをやってた作家の名前連動で載っています。


いくら思いつかなかったとはいえ
この方法はいかがなモノかと。

11、コミュニケーション

こっちはヤンタンでやってた「そんな事言わんでもええやん」
のコーナーを曲にしたモノです。
同じく作家の名前が連動でクレジットされています。


僕は嘉門さんの楽曲に新田一郎テイストは
合わないと思ってるのですが
この曲だけは例外で新田テイストの楽曲が
繰り広げられるミニコントに妙にマッチしています。


アルバム「リゾート計画」の隠れた名曲。

12、映画の窓PartI(オープニング〜牛丼)

ベストアルバムにはこの「映画の窓」シリーズが
PartIIIとPartIVが入ってるのですが
PartIIIって、理屈っぽくてイマイチだと思うので
(本人はよく「理屈っぽいのは良くない」とか言ってるんですがw)
理屈よりも勢いで押すという意味でPartIを入れました。
プロローグも入ってますし。

13、映画の窓PartIV(友達の友達)

そしてPartIV。
未だにこれを越す作品が出て来てないんですよねぇ。
ジャンルの違う「牛丼」と「他人どんぶり」は別ですが。

14、あったらコワイセレナーデ(スゴクこわいでバージョン)

ホラー映画の予告→あったらコワイの流れを
やりたかっただけなんですがw
でも「コミュニケーション」からここまでの流れが
上手くいわゆる「反日仮想」の流れになってるんですねぇ。

15、ジミー&ハデー−宴編−

ここもラジオコーナーが元になってる楽曲の流れですね。
この2曲は作詞が嘉門達夫名義になってますがw

16、家族旅行

初期のショートソングで「自転車」と並んでよく歌われた作品。
雰囲気的にラス前でいい感じで映える曲ですよね。

17、WE ARE THE 魚屋のオッサン'91

この曲と、次の曲は最初の
「替え唄メドレー〜タリラリラン・ロックンロール」の
対になってますw
「タリラリラン」がアニメキャラとの共演なら
こっちは豪華芸能人(一部除く)という事でw

18、替え唄メドレー2

そしてラストはこの曲。
実はこのベストアルバムの2ヶ月前に出ていたので
ナゼか収録されなかったんですよね。


いや、この曲はこの曲で売りたいという
策略はわからんでもないんですが
この時は押せ押せムードだったし
入れてもよかったと思うんですよね。


「替え唄メドレー」で始まって
「替え唄メドレー2」で終わるというのも
面白いと思う。


以上が「THE BEST OF KAMON TASUO」の
僕的ベストラインナップでした。
次は「2」をやる予定です。
いつになるかわかんないけど。