キミハ・ブレイク 実力者達のネタ
火曜日にやってた単発のネタ番組。
久々にがっつりとしたネタ番組だったので
レビューなんぞを書かせてもらいます。
あ、今回は点数とかは付けないです。
TKO/コント「お葬式」
随分昔に見たネタでしたけど
あの頃に比べて木下のキャラの出し方が
すごくいい感じになってて面白かった。
キングオブコントもこれやればよかったのに。
準決勝でやったネタだったみたいですし。
アンジャッシュ/コント「障子を隔てて」
ここは考えられたウソのネタをやっちゃってるんだけど
それが芸風として成立してるのが凄いですね。
一緒に見てたウチの親も大絶賛でしたからw
でも、僕はこれはエンタの神様で
彼らのやってる仕組みを、かなりやりすぎな程
懇切丁寧に説明してたじゃないですか。
あれって「ネタを潰してる」って当時言われてましたけど
それがあって今、多少トリッキーな事をやっても
一般の人も付いていけるようになったんじゃないかな?
(ウチの母親も単なる大阪のオバチャンですし)
と思うんですよ。
だからテレビってテレビの売り方みたいなのが
やっぱりあるんだなと感じましたね。
ますだおかだ/漫才「お笑いブーム」
ちょっと緩かったですね。
いや、今回コント勢が結構凄いセット用意してもらって
(それこそキングオブコントより凄い)
かなりがっつりとしたコントやってただけに
漫才がどうしても軽い感じになってしまったんですよね。
ましてや、今回のネタって他の芸人のギャグやりまくるネタでしたし。
この辺はまぁ、生放送で蓋を開けてみないとわからない
って部分があるから難しいですね。
よゐこ/コント「間を売る店」
僕正直よゐこのコントってハマれない所あるんですけど
それでも不快感がない。
「あ、これは『よゐこワールド』なんだな」って
納得して見れるんですよね。
これはたぶん、よゐこが世界観はそのままなんだけど
いろんな経験を経て、芸人として大きく成長した
っていうのが大きいと思う。
芸人のタレント活動って、一見ネタには関係ないように見えるけど
めちゃイケでヘタレキャラでいじられたのも
黄金伝説で過酷な無人島暮らしをしたのも
ゲームセンターCXでの過酷なゲームプレイも
なんか全部吸収して自分らの芸に消化してますよね。
いやでも、まさかよゐこがこうなるとはなー。
絶対自分らのやってる事が通用しなくなって
変な方向に迷走するんちゃうか?とか心配してたのにw
トータルテンボス/漫才「新車購入」
なんかトータルテンボスって
最後に畳み掛けるのをここぞとばかりに持ってくるけど、
凝りすぎてお客さんに伝わらないって多いですよね。
結構何度かそういうミスしてるのに
気付かないっていうのがなんだかなぁって感じなんですけど。
千原兄弟/コント「通夜」
ジュニアって最近「今までは『わかるヤツがわかればいい』
と思ってたけど、今はみんなに受け入れられる事をやりたい」
みたいな事を言ってる割にはやってる事が
一緒のような気がするんですが。
たぶん、理屈ではわかってるんだけど
感覚的にわかってないんでしょうねぇ。
なんかジュニアって苦労はしてるんだけど
どれも「引き篭もり」とか「交通事故で死に掛ける」とか
こう内へ内へ篭るような出来事が多いから
未だに外の世界が見えてないんでしょうね。
千原兄弟が今よりもさらに上に行くには
「ジュニアが外の世界を知る」事が重要になって来ると思います。
インパルス/コント「企業スパイ」
久々にインパルスのコントみたけど面白いなぁ。
なんかドリフ的な面白さがありますよね。
堤下が毎回ヒドイ目にあってるんだけど
なんか、可哀想って感じならないのは
彼の持ってるジャイアン的な雰囲気の
お陰なんでしょうか?w
バナナマン/コント「寝る前のテンション」
キングオブコントの「宮沢りえとご飯食べに行く」ネタと
基本は一緒なんですが、下手に固有名詞が出てこない分だけに
純粋に笑えますね。
非常に素直に日村のキャラを堪能出来る。
まぁ、時間的な面もあるでしょうけど
これやって欲しかったなぁ。
バッファロー吾郎/コント「家庭教師」
えー見事なぐらいにづか家が静まり返りましたw
なんかねぇ「古い」んですよ。
いや出てくる単語もなんですけど、
持ってる雰囲気が全体的に。
例えるなら「再結成直後で、渡辺が
まだ『世界のナベアツ』になる前のジャリズム」
のネタを見た時と同じ感じをウケましたね。
所々に出てくる古い単語も
「オッサンがオッサンに見られるために出してきた」
というよりもなんか「自分らがまだ若い」という
カン違いがどっかにあるような気がする。
現役で通用すると思ってるか
もしくは「若いやつが、敢えてちょっと古い言葉を持ち出してくる」
というのをオッサンになった今でもやってるように見えるんですよね。
なんかファンの人のいう
「オッサンが中学生ノリでやってるのが面白い」
っていうのって、バッファに対して
かなり好意的解釈してる気がします。
いや、本当に「オッサンが中学生ノリでやってる」のを
バッファローがわかっててやってるんだったら
もっとどこか「開き直った面白さ」が出ると思うんですよね。
なんかどっか「開き直れてない」感じがしてならないんですよ。
なんか「マジで中学生ノリ」をやっちゃってるぽくて
見ていてなんか痛々しいんですよ。
僕はたぶんさっき書いた千原兄弟と
似た様な感じになっちゃってるかなぁ?と
思ってるんですけどね。
で、そんな彼らの対極にあるのが
よゐこなんじゃないかな?と僕は思います。
友近/コント「女流師範代」
あー悪い友近が出てしまいましたね。
こんな時間帯にこんなネタされても
笑えるテンションにはならないですよね、普通は。
それで僕友近の一番厄介な点って
彼女って変に心臓が強いでしょ?
いやたぶん今回のネタって絶対苦情来ると思うし
友近もどっかでテレビ局の人とかに
怒られると思うんですよ。
でも、彼女って心折れない。
次にこういう機会があったら
こういう事をやってしまうんですよ。
もうエンタの神様みたいに台本ガチガチにして
コントさせた方がいいと思う。
この二組の流れはウチの母親もご立腹でしたよw
笑い飯/漫才「蚊を捕まえる、ラグビー」
まぁ、微妙なウケでしたね。
バファローファミリーと言う事で
なんかこの3組を最初一くくりに見てたんですが
どっちかというとサンドウィッチマンとか
ますだおかだと同じタイプのしくじり方を
したっぽいですね。
いっそ「お誕生日会」ぐらいの勝負ネタを
持ってきた方が良かったかも知れない。
一番面白かったのはウチの母親の
「笑いの神さん、どっか行ったー」発言でしたw
まぁ、そんなこんなでバッファロー吾郎と友近のせいで
せっかくの良質なネタ番組が台無しです。
なんかアドリブキングにしても
本当にいい流れをバッファローファミリーが
悪い意味でブチ壊すよなぁ…。
しかも、そこに必ず友近が居てるのがすげー厄介です。