天津木村、キャベ2のCMに出演

ピンでCMまで出てますからねえ:昨日の風はどんなのだっけ?

実は事前におりたさんにこの話を聞かされてまして
見た時の衝撃はそんなに大きくなかったんですけど
それでも「おおっ」ってなりましたw


それでこの記事にある
「向が木村のルックスを前面に出したい、という風に考えていた時期がある」
というのは僕も聞いた事あります。
なんでも向は木村に「天津は木村君がカッコ良くないと」
って言ってたとか。


そう考えると向って先見の目があったという事になりますね。
ただ、その先見の目が自分の事になると鈍ってしまうのが、
残念な所なのですがw


僕は以前、日記で「嘉門達夫と天津は似てる」と書いた事あるんですが
そう考えると、嘉門さんと向ってますます似てる気がします。
(僕が向の事を気になるのはそのせいかもw)
嘉門さんも凄い先見の目があって、
ヤンタン時代、松村邦洋バブルガムブラザーズのブレイクを
予言してましたから。
ただ、この人も自分の事になるとからっきしで
「なんで人に言ってたことを自分に活かせないの?」
って不思議で仕方なかったですw


で、この二人の共通点って「プライドが高い」って事なんですよね。
そこが自分の事を客観視出来ない原因なんじゃないかな?と。
「自分を高い所に置いてる」というのは
結果的に「お客さんの事を低く見てる」という事に繋がりかねない。
以前、嘉門さんが細木和子
「アンタ、頭が良すぎて、他の人がバカに見えんのよ」
って言ってたけど、結構言い得てるなとその時思いましたからね。


例えば、嘉門さんって「元が関西弁の歌詞を全国ネットでやる時、標準語に直したり」
「ライブで関西弁だった歌詞を、CDにする時に標準語に直したり」するんですよ。
でも、その関西弁って「なんぼ?」とか「しばく」とかで
流石に今やったら通じるやろって思うし、
ちょっと古い世代の有名人の名前をネタに折り込むと
「マニアックすぎてお客さんには通じない」とか言って来たり。


一方、向ですけど一昨年のR-1ぐらんぷり準決勝を見に行った時の話ですが
向が「くじびきアンバランス」の紙袋を持って登場するんですよ。
で、その後「くじびきアンバランス」が「げんしけん」から
派生した作品である事を説明するんですが、その説明で終わるんですよw
そこから、その紙袋やくじアンには一切触れずに
次のネタに行っちゃうんです(ちなみにネタは「オタクの形態模写」)。


いや、向の狙いはなんとなくわかるんですよ。
最初にマニアックなアニメの話題をちょっとしといて
「この人オタクなんだな」って思わせて
本ネタのオタクネタで大爆笑みたいな。


でも、それって悪い言い方しますけど
お客さんをナメてると思うんですよね。
だって「わざわざ舞台に持って来て説明までした小道具を
本ネタで使わない」ってアニメとかオタクとか置いといて
「お笑い」としてダメじゃないですか。
で「くじアン」とか「げんしけん」知らなくても
そこはお客さん見破ると思うんですよね。


むしろ知らないからこそ
「その得体の知れないモノをどうネタに使うの?」
って思ったって不思議じゃない。


しかも、R-1の準決勝って審査員も見てるじゃないですか
審査員もその手法でダマせると思うのは
審査員も低く見てるって事になっちゃいますし。


だから、嘉門さんも、向ももうちょっと
「お客さんって、自分が思ってる以上にレベルが高い」
って事に気付かないと、今後ブレイクはないでしょうね。