第30回ABCお笑い新人グランプリ
今年もこのシーズンがやってきました。
今年も予選から見れたので、予選を勝ち残ったメンバーが
どう奮起するのかも楽しみの一つです。
まずは一回戦から、点数は100点満点で採点しています。
ガスマスクガール/コント「走馬灯」
予選見たときは、決勝で絶対ウケないと思ったし
ましてトップバッターかよ!って思ったのですが
トップバッター補正が入って
思ったよりもいい感じで見れました。
まぁ、ネタそのものは面白いですしね。85点
銀シャリ/漫才「世界の童話」
まどっこしいのを意識してか、いつもよりテンポを早くやってましたが
僕はどうも、ボケをツッコミが解説するやり方って
好きになれないんですよね。
テンポ早くしても、まどろっこしいやんって思うんですよね。80点
恋愛小説家/コント「お見送り」
うーん…このネタって見るたびに何か足りない感じがするんだよなぁ。
完成度70%って感じなんですよねぇ。
大蜘蛛のむちゃぶりに律儀に応える西野にも不自然さを感じるし
窓があるせいで聞こえないという設定なら
いっそあてぶりコントにするべきとか
いろいろ思い浮かぶんですが。75点
ビタミンS/漫才「妹に彼氏が出来た」
お兄ちゃんのウザキャラが予選ほどハマって無かった感じ。75点
天竺鼠/コント「コンビニ」
ズルいわーこれw
川原だけじゃなくて、瀬下も川原と同じベクトルの
ボケ役をやるというだけでもサプライズでしたけど
それでも、天竺鼠だしこのままのノリで最後まで行くのかなー?
って思ってたら川原がイキナリ強盗になりましたからねw
あれはド肝を抜かれると同時に大爆笑でしたw
今回一番の盛り上がりでしたね。95点
span!/漫才「ガソリンスタンド」
ここはテクニックも華もあるんだけど
いかんせんネタが弱いんだよなぁ。
そこを克服すれば、すぐにでも上のポジションに
行けるだけのポテンシャルはあると思うんですけどねぇ。
あ、でもツカミの部分がNHKの時に比べて
素直な方向に持って行ったのは評価したいです。80点
いがわゆり蚊/コント「チェンバル語講座」
このネタってこういう大舞台で見ると
ちょっとあっさりしすぎてるんですよね。
こういう所でやる時はもうちょっと衣装をスーツにして
先生っぽく見せるとか、オープニングでBGM流すとかの
工夫はあってもいいかも知れない。85点
モンスターエンジン/漫才「推理小説」
なんか最初の方の流れが古臭い漫才でしたねぇ。
今は古畑任三郎みたいに犯人があらかじめ
わかってて、トリックをあばく推理小説もあるんだし
なんだったら途中のネタの流れって
そっちの方向性で行ってたんだから
素直にネタに入ればいいのにって思いますね。
後半は盛り返しましたが、ほとんど西森のキャラ推しだけだったなぁ。80点
和牛/漫才「ジャニーズになりたい」
ここも正直どうなる事かと思いましたが
ガスマスクガールとは逆でラストバッター補正
みたいなのがありましたね。
おりたさんは「ガスマスクガールと和牛は出番順が逆だったら、お互いもっと幸せなことになっていたと思う。」
と書いてますが、僕はもしそうなったら
どっちにも厳しい結果になってたような気もするんですよね。80点
ゲスト漫才その1
まず思ったのは「メンバーが不自然」
つか、ノンスタ呼べよw
なんか、メンツ見てるとM-1に係わり合いの深い人選を
わざと避けてるように見えて仕方ないんですよね。
ノンスタだけじゃなくて歴代チャンピオンや
麒麟、笑い飯も出てませんし(まぁ、笑い飯は最近この番組出てませんけど)
ここから僕の邪推ですけど「最優秀や優秀新人賞ではなく
審査員特別賞しか与えなかった人間がM-1を獲ってしまった」
というこの番組にとって不名誉な事を揉み消そうとして
必死に見えて仕方ないんですけど。
だってここに来て2ちょけん、アメザリ、シンプレ、くにおとおる
という人選が不自然ですもん。
まぁ、この辺見れてちょっと嬉しいというのはありますけどねw
あと、歴代受賞者の千鳥、アジアン、チョップリンという流れに
なんか物悲しさを感じましたw
お年玉争奪あいはらコレクション2009
完全に今のショートネタブームを意識したコーナーになってましたが
どうも、元々一組30秒で30秒がどうしても無理って人が
1分時間貰ってましたけど、そもそも30秒っていうのが短すぎるやろと。
あと、別に決勝の会場でやってもいいやんって思ったのと
ガリガリガリクソンが他の芸人と共に「原石」みたいな紹介されてたのに
違和感がありました。何やったら今回出てる中で(決勝のメンツひっくるめて)
一番有名人やんとw
まぁ、コーナーそのものは良かったと思います。
最終決戦に進む3組発表
銀シャリ、モンスターエンジン、天竺鼠が最終決戦に進出。
まぁ、個人的な好みは置いといて妥当な三組が進んだという感じですね。
以下、最終決戦のレビューです。同じく100点満点で評価しています。
銀シャリ/漫才「ことわざ」
さらにテンポアップして、いつものまどろっこしさを感じさせない
ネタ運びになってましたが「代表取締役さん、代表取締役さん」で止まったなぁ。
いや、あのネタっていつもあそこで止まるのに
なんでやろうとするのかが不思議で仕方ない。85点
天竺鼠/コント「喫茶店」
てっきり「生き別れた母との感動の再会」かと思ったらこっちで来ましたね。
まぁ、一回戦の「コンビニ」が二人が同じベクトルでボケるやつだったんで
それと同じ流れのこっちを選んだんでしょうけど
あれに比べると展開がない分だけ落ちるんだよなぁ…。90点
モンスターエンジン/漫才「怪談」
さっき前二組にイマイチな感じを受けたので
「あーこれはモンエンもらったな」と思ったんですが
うーん…ここのコンビの漫才って去年M-1でやった
あのネタだけだったんですねw
ここはあれ級のネタをもっと量産出来るように
ならないとタイトル獲得は難しいですね。80点
ゲスト漫才その2
本当にM-1にゆかりのある芸人出さないなぁ。
おかげで今回ゲスト漫才のレベルが非常に微妙w
その穴埋めなのか、前半のくにお・とおるに続いて
たかし・ひろし、阪神・巨人のようなベテラン勢が
久々に出てきてますけど、どう考えても場違いですよねぇ。
いや、くにお・とおる、たかし・ひろしが場違いなのは
なんかまだ笑って過ごせるけど阪神・巨人が場違いなのは
なんか見ててツライですw
最優秀新人賞発表
その前に審査員特別賞の発表。
つか、今回から前の優秀新人賞が審査員特別賞になるって聞いてたんですけど
あれ結局無くなったんですね。
審査員特別賞はガスマスクガールが受賞。
なんか審査員特別賞の基準がちょい昔のパターンに戻った感じです。
そして最優秀新人賞は天竺鼠でした。
これは完全に一回戦のネタもひっくるめての評価でしょうね。
ラストチャンスでようやく賞を獲ることが出来て良かったと思います。
まぁ、これが今後独自の芸風で全国展開出来るのか?
千鳥やチョップリンみたいになってしまうのか?
その辺で今後の未来が大きく分かれてしまう芸風なので
今後しっかり気を入れて頑張って欲しいと思います。