絶対にケンコバは許さない:昨日の風はどんなのだっけ?

この記事、はてブでかなり叩かれているみたいですが
もちろん、おりたさんの書き方みたいなのもあるんでしょうけど
僕は今の「にけつッ!」を見ている人に
ベイブルース河本が劇症肝炎で死亡した
当時の事をリアルタイムで知ってる人がもう少なくなってしまって
おりたさんの書いてる事のニュアンスが伝わってないんだなぁ
というのを感じました。


まず、この記事の大前提として「劇症肝炎」と聞けば、ジュニア、ケンコバの頭の中に必ず
ベイブルース河本」の名前が浮かぶ事はほぼ間違いないと断言していいぐらい、
大阪のあの年代の芸人にとって、あの出来事は大きなものなのです。
ましてや。千原兄弟ケンコバは当時二丁目劇場で同じ板を踏んでましたし。


だから、僕はケンコバは「劇症肝炎」という病名を聞いた時に
ほぼ反射的に「ベイブルース河本」の話題になるのを恐れ
ジャンボ鶴田の話を持ち出して回避したように見えるんですよね。
あの放送でのケンコバでの言い方って、ジャンボ鶴田を歴史上の偉人が亡くなったようなニュアンスで
(例えるなら「野口英世が黄熱病で亡くなった」みたいな感じの)
だから、そういう風に「劇症肝炎」を語る事によって
身近な話題だった事を避けた感じですね。
(また、コバがそういう風なものの言い回しするし)


ただ、そういう意味でジャンボ鶴田の名前を出したのなら
凄く、イヤなかわし方をしたというか
それはジャンボ鶴田にも、そしてベイブルース河本にも
大変失礼な話なんじゃないのか?って思うんですよね。
僕も当時放送を見て「許せない」とまではいかないまでも
コバの言い回しに、何かもやもやするものを感じましたし。


ジュニアの様子見てても、なんかタイミングさえ合えば
そっちの話したそうな空気感出してたようにも思えるんですよね。
そこで「コバこの話せぇへん?」って玉投げたら
「ジュニアさん、止めときましょうよ。僕受け止められる自信ないですわ」
って返されて、ジュニアも「そうか」って感じで止めちゃったように思えます。


でも、ジュニアがそういう話をしたいのであれば
話させてあげて、ちゃんと受け止められるパートナーで
ケンコバにはあって欲しかったと残念に思うと同時に
「にけつッ!」という番組の底が見えた感じがしました。

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