第31回ABCお笑い新人グランプリ(グランプリ編)

今回、グランプリ本戦とゲスト漫才やコーナーで
記事を分けたいと思います。
というのもゲスト漫才でとある芸人について書きたい事があって
長い記事になりそうなので。

さらば青春の光/コント「正門」

ツカミはなかなかいい感じだったのに、制止役だった先生まで
変態だったという流れになってから、どんどんお客さんが引いていくのが
手に取るようにわかりますw
予選のネタはトップバッターでやってウケるかどうかという点に
引っかかってのネタのチョイスなんでしょうけど
そこまでの考えがあるなら、こんな賞レースに不向きのネタを
チョイスするなよと。
まぁ、このネタも後半の改良しだいでイケそうなネタだっただけに残念。75点

ガスマスクガール/コント「作って遊ぼう」

さらば青春の光同様、予選のネタとは違うネタを持ってきましたが
こはちょっと救いようがなかったなぁ。
トップバッターだったさらばと違って
別に違うネタをやる必要も無かったと思うし。
単純に2本無かった上に戦略ミスで自爆した感じ。45点

プリマ旦那/漫才「バイト先に友達が来た時の対応」

ここでちょっと空気が戻るかな?と思ったけど
挽回出来ませんでしたね。
というか、なんでツカミのコンビニの部分で
「タバコの仕入れ」とかマイナーなの選ぶかなぁ?
弁当とかでええやんって思うんだけど。


あと、後半毎回伝わらなくてウケがイマイチの「土木作業」の下りを
「葬儀屋」に替えてしかも、仏さんをいじるをいうくだりを
付け加えてしまった為にエロ、ブラックが並んで最悪だった空気に
拍車をかけてしまいましたね、
僕は「中身そのものを替える」のではなくて
「土木作業」のくだりをちゃんと見てる人が判るように変えて欲しかったです。55点

銀シャリ/漫才「いぬのおまわりさん」

うーん…相変わらず理屈くさいというか回りくどいというか。
僕は銀シャリのこういう部分が余り好きではないんですけど
それでも、今までの悪い空気を払拭したのは評価しないといけない部分でしょうね。
やっぱりエロやブラック無しでネタを作れるというのも才能だと思います。80点

コマンダンテ/漫才「火星」

ここもちょっと理屈くさくなるかと思いきや
ボケがツッコミを振り回すというコンセプトがなかなか良かった。
本人のキャラは地味ながらも、動きの部分で魅せるという
かなり面白いネタになってましたね。
最終決戦は無理でも、審査員特別賞はあげて欲しい気がします。83点

ソーセージ/コント「父の背中」

予選会での予想通り審査員ウケしたようで何よりですが
なんか最後の歌のくだりだけ謎なんですよね。
わざわざ父親が真ん中に背中を向けて座った意味もわからないし
歌も「子供が大人ぶってる」というコンセプトからも外れてる。
あそこだけ上手く最初のコンセプト通りオトしてくれたらなぁと思いました。
あと予選会に比べて藤本の演技がイマイチに見えたんですが
おままごとのくだりで、ちょっと関西弁が混じっちゃって
ちょっと発音に違和感がありましたね。
お笑い初の「両声類芸人」として藤本には期待してるので
頑張って欲しいです。85点

和牛/漫才「鶴の恩返し」

アワードの予選会で見た時は「このコンビすげー」と感動したネタでしたが
場所が変われば感想が変わるというか、最後の怒涛の展開も
見方を変えれば「最初が退屈」に見えてしまうんですねぇ。
でもここは昨年に比べて見違える成長振りなので
今後期待したいコンビです。82点

カバと爆ノ介/コント「お兄さんもう一回言ってください」

まぁ、ここは予選会で危惧してた事がそのまま起こってしまった感じですね。
こんなネタ本戦に上げちゃダメでしょw 25点

モンスターエンジン/漫才「スポーツ実況」

「西森の言ってる事が回りくどい」というだけで4分は厳しいなぁ。
回りくどい中になんか面白い言い回しがあればいいんだけど
「回りくどい」という所にのみ重点を置いてるから
聞いてて単にしんどいだけなんですよね。



こんなネタするなら、いっそおととしのM-1でやったネタ
(ハリウッド映画のネタ)やればいいのに。
あのネタが微妙な成績だった事、みんな忘れてるでしょうしw 80点

ウーマンラッシュアワー/漫才「バイトリーダー」

見た感想は予選会とほぼ同じ。
ただ、一つ気なったのはスイミングスクールのくだりは余計だったなと
せっかく「憧れのバイトリーダー」という設定なんだから
それこそ「別のお店でもバイトリーダーやってる」ぐらい
バイトキャラごり押しでも良かったんじゃないかな? 82点

最終決戦進出者発表

銀シャリソーセージモンスターエンジンの三組。
まぁ、妥当な所ですねw
以下、最終決戦のレビュー。

モンスターエンジン/漫才「地獄」

まぁ、なんというか「最初からこれぐらいのテンションでやってくれよ」
って感じですねw
あと、ここのコンビはやっぱり大林も一緒に何かやらないと
面白さが半減するというのも再確認しました。85点

銀シャリ/漫才「干支でドレミの歌で覚える」

予選会のネタ。一回目に比べるとたいぶ入りやすくはなってますね。
相変わらず理屈くさい漫才ではありますが、一回目よりだいぶ楽しく見れました。
「♪さるとりいぬい〜」にだいぶ救われた感はありますがw
ただ、最初のドレミの歌へのボヤキは切ってしまって
最後にちゃんとオチを付けて欲しかった。88点

ソーセージ/コント「さくら予備校」

まーなんというか、喧嘩してただけですねw
それでも、見てたウチの母親が藤本見て
「え?この人男?女の子みたいや」って驚いてたので
藤本が女役のコントを選んだ部分が唯一の救いですね。
とりあえずテレビ見てる人に覚えてもらわないと意味ないですからね。60点

結果発表

最優秀はモンスターエンジンでした。
僕個人的には最終決戦に関しては銀シャリだったんですけど
そこまでダントツで良かったのかというとそうでもないので
まぁ、納得と言った感じ。


審査員特別賞はウーマンラッシュアワーでしたが
でも、この賞取ったコンビって別に来年も出られるので
なんか賞の意味合いがなくなっちゃいましたよね。
さて、ゲスト漫才については次の記事で書きたいと思います。