「男の娘」と聞いて

「男の娘は自由の象徴」 “女装アイドル”が語る「男の娘」:ITmediaNews

あー前、漢祭メンバーがインタビューされた
って女装ライターさん、この人かぁ。


昔から「男の娘」(当時はそういう呼び方じゃなかったけど)が好きで
最近「両声類」を目指し始めて、いろいろ思うのは
「男の娘」とか「両声類」って「ジェンダー」と「ジェンダーフリー
の微妙なバランスの元に成り立ってると思うんですよね。


僕の世代って「男が女のように振舞う」というのは
今の様な「キモイ」というより
「みっともない」と言われる事が多かった。
「泣く」や「甘い物を好む」という行為まで
「男のクセに」と封じられていた。


「男が女のように振舞う」というのを認める文化というのは
「ジャエンダーフリー」だと思うんだけど
だからといって、いわゆる「男らしさ」「女らしさ」といった
ジェンダー」が全くないという世界では
「逆の性を演じる事」が楽しくないんですよね。


だから、その辺の絶妙なバランスが大事なんでしょうね。
前、知り合いの放送でちょっと話題になったんですが
今の女子高生って「言葉が男ぽい上に喋りがだるそう」なので
男がリアルにまねしたら「チャラ男」になっちゃうんですよねw


だから男が出す「女声」というのは
女が持つ「可愛さ」や「色気」の部分だけを
切り取ってやるデフォルメ芸なんだと思ってます。


ただ、この辺も年代的な志向があって
最近は昔ほどデフォルメ傾向が少々やわらいで
ナチュラル傾向になりつつあるんですが
その辺が僕のようなおっさんも悩ましてる部分でもあるのですw
(以前、某所で知り合った女性両声類の人に
「35過ぎた人ってどうしてもオカマっぽくなるよね」
って言ってたんだけど、その辺もあるのかな?と)