のまネコ問題

以前の日記
Dragostea Din Tei」のDVDに出てるキャラをモナー
書いてしまったんですが、あれは「のまネコ」というキャラらしいですね。
なんか、その事で厄介な事になってるようですけど。


僕なりにいろんなサイト見てみたんですが
なんというか、どっちがいいとか悪いとか言えないんですよね。
どっちもグレーですもん。


確かにモナーを勝手に「のまネコ」にしてグッズ作って
金儲けしてるのはキタネーなーとは思うんですけど
もし「著作権」の問題を掲げるなら元のflash
Dragostea Din Tei」の音源を勝手に使ってた訳ですし。
(今回のflashだけじゃなく「黒作品」と言われるflash全部が持ってる問題ですね)
こっち(2ちゃん)の権利ばかり主張して、向こう(企業)の
権利はどうでもいいってのも勝手な話ですしね。


僕が思うのに2ちゃんねらーって「インディーズ志向」の人が多い気がします。
「企業の金儲け主義が許せない!」みたいな。
だから著作権の考え方も甘い部分があるんですよね。
「不当に金儲けしてる訳じゃないんだから、曲とかそういうのは
自由に使ってもいいじゃないか!いいモノはお金を動かさずに
共有しよう!」みたいな。


しかし、企業サイドはそうはいかない。
お金儲け第一です。いや、これもしょうがないんですよ。
日本は資本主義ですから。お金儲けを諦めた会社は倒産するのみです。
ましては今は不景気ですから一瞬たりとも油断ならないのです。
例え今儲かってる企業でもです。1円でも多く稼ぎたいのです。
著作権についてうるさいのも、お金が動かない所で
勝手に作品を共有されては困るからです。
だからCCCDなんてモノが出来た訳で。
(あ、僕はCCCDは反対派ですよ。CD不況の原因は
「データの共有」ではなく単に「CDが高いから」と思ってますし)
今回の事も「キタネー」とは思いますけど、
キャラが売れたらグッズが出来る。
これは企業としては自然の流れだと思いますし。


それで「黒作品」という本来は企業から訴えられもおかしくないモノを
企業が認めてくれたという事で喜んだ2ちゃんねらーも多かったと思うんですよ。
「ようやく企業も我々の考え方(さっき書いたインディーズ志向ですね)を
理解してくれるようになったか」と。
特にエイベックスはCCCDの問題から
「金儲け第一主義」というイメージがありましたし。
でも本当は金になりそうだったから、
flash職人を引っ張り込んできただけだったんですね。
それが今回のグッズ問題であからさまになってしまったと。
それでみんな怒っちゃったんですね。
「やっぱり金かい!」と。


僕はさっき書いた「インディーズ志向」については
個人的にはそうなるのが理想だと思ってます。
ちょっと今の音楽業界は権利がガチガチすぎるし
企業が一方的に得をするようになりすぎてる。
だからエイベックスやリ方に「キタネー」って思いましたし。


その反面、企業が「お金儲け第一主義にならなくてはいけない」
という理屈も解るんです。僕も一応社会人の端くれですし。
だから「どっちがいい、悪い」というのを言えないんですよね。


まぁ、本来企業から訴えられても仕方ない「黒作品」を
企業が許してくれたというだけでもラッキーなんじゃないか?
と、こう思うんですよ。
これで訴えれたら、次からネットに規制がかかっちゃう可能性もありますし。
のまネコ」で儲けたお金は「黒作品」を許してくれた
お駄賃みたいなモノだと思えばいいんじゃないでしょうかね?