理想と現実

この前ブログでまーちゃんの辛い物好きについて書いたら
偶然にまーちゃんがブログでこんな事を書いてました。


うーん…例えばこれがテレビとか本とかの嗜好品だったら
好みの問題で片付けられるんですが、「食」って言わば「生命の源」ですからね。
あんまり偏った嗜好は好ましくないかなー?って思うんですよ。


それで常々思うんですけど、まーちゃんって
「毎回ゴールが同じ所に辿り着く」事に悦びを感じる人なんじゃないかと。
「何にでもタバスコをかける」って事は料理を
全部タバスコ味にしてしまう訳じゃないですか。
僕はむしろ、料理それぞれの持ってる味を楽しんだ方がいいんじゃないのかなー?
って思うんですけど、まーちゃんはそれが満足なんですよね。


そういえば昔メガスマで「飯塚家のおにぎりはいろんな具をいっぺんに入れる」
って言ってたのを思い出しました。
つまり3つおにぎりがあったら、全部が同じ味になっちゃうって事で
それも僕は「梅干しは梅干し、シャケはシャケで別々に味わった方が
食べる楽しみも広がるじゃん」とか思うんですけど
まーちゃんは「おにぎりと言えば私はそれ」って言ってましたし。


んで、この嗜好がライブのセットリストにも反映されてると思うんですよ。
毎回同じ「It's a Beautiful day」、同じ「恋の色」、
同じ「聴かせてよ君の声」、同じ「君といたMemory」で
同じように盛り上がって、同じように終わる。
この前のクリスマスライブとバースディライブのセットリストを見比べてみても
前半はそれぞれクリスマスの曲、ニューアルバムの曲ってやってたんですけど
後半はほぼ同じような曲でしたからね。


僕は「日も近いんやし、もうちょっとガラっと変えたらええのに」とか思うんですけどね。
特にクリスマスライブはホールがジャズコンサートとかをやるような雰囲気で、
それだったら会場の雰囲気に合わせて、もうちょっとバラード主体の
しっとりとしたコンサートにすればいいのにって思うんですよ。
反面バースディライブはお馴染みのライブハウスなので
そこでガンガン盛り上げる曲やったらいいと思いますしね。


そういえば2年前、ホテルでディナーショーやった時も
「ディナーショーだし、スーツで来てね」って言ってたから
てっきりバラードコンサートかと思って行ったら
それまでのツアーとセットリストほとんど一緒でしたからねー。
「あ、この娘は同じ事をやる事に快感を覚える娘なんだな」と痛感しました。
僕はもっとTPOに合わせていろいろ変えて欲しいんですけどね。


そんなこんなで僕の理想と、まーちゃんの行う現実のギャップに
ジレンマを感じています。
しかも、お客さんも「いつもの」を好む人が多いんですよね。
僕のような考え方の人間は少数派のようで。
日本という国は資本主義で民主主義だから多数決が基本、
少数派は必然的に淘汰されちゃうんですよね。


でも、最近のライブ見てると、まーちゃん「いつもの曲」でよく歌詞を間違うんですよ。
もしかしたら悪い意味で「慣れ」が出てきちゃってるんじゃないかなー?
って思うんです。
だから、まーちゃんに、そして見てるお客さんにも緊張感を持たせる為に
いっぺん「いつもの」を全て排除した、バラードオンリーコンサートを
やるべきだと僕は思うんですけどね。


なあに、最初はみんな戸惑うでしょうけど
何度かやってるウチにお客さんも楽しみ方を学習して行きますって。


そんな訳でバラードコンサートゼヒお願いします。
今年で歌手生活10周年ですしね。