東京VS大阪 千原VSナイナイ

昨日、10年前の東京と大阪のプチお笑いブームについて書きましたが
東京と大阪の芸人の違いってわかりやすく言うと
大阪が「職人」、東京が「太鼓持ち」だと思うんですよ。


大阪はまず、漫才やコントが面白くなくては認められない
しかし東京では漫才やコントよりも、テレビをどれだけ盛り上げるか?
という部分に重点を置いてるような気がします。
(品庄や次課長を見てるとよくわかると思います)


それで職人から見れば太鼓持ちなんて
「人の機嫌を取って金を貰ってる最低の連中」
と思ってしまうんですが
太鼓持ちには太鼓持ちの苦労や努力があり、才能が必要な訳で
そこを認めないと、全国区でブレイクなどはあり得ません。
イキナリ大阪から来て職人面したってカンジ悪いだけですしね。


それを一番顕著に感じたのは。以前千原兄弟
伊丹十三と対談したときに、ジュニアが伊丹十三
「客ウケするモノと、自分が面白いと思うモノどっちを優先するか?」
という質問をした事がありました。


そこで伊丹十三が「自分が面白いモノをやる」
という答えを聞いた途端ジュニアが
「そうですよね?でも、客にウケる事ばっかりやるヤツが居てるんですよ。」
と愚痴りだしたんですよ。


僕は最初「誰の事言うてんねやろ?」って思ってたんですが
ジュニアはこれまで、よくナイナイをネタに自虐ギャグを
言うんですよ。
「大晦日どん兵衛食いながら、テレビでナインティナインを見ながら寂しく過ごしてた」
とか「おかんに『あれー?ナイナイはこうちゃんの後輩とちゃうのー?』
って言われる。」とか。
でも言う時に「笑ったらぶっ殺すぞ」オーラを出しながら喋るので笑えないんですよ。
それを思い出して「ハハーン、ナイナイの事やな。」と察知しました。


他にもジュニアは東京の酒場で宮迫と飲んでる時に
岡村が偶然通りかかったんですよ。
岡村は二人に挨拶したんですが、ジュニアには聞こえてなかったらしく
ジュニアが岡村が去る際に「なんかおかしないかぁ?」
って聞こえるように嫌事を言ったら
宮迫に「おかしいのはお前じゃ!」って怒られたというエピソードがあったそうです。


んで、思うんですけど嫌ってるんだったら
むしろトーク番組(さんま御殿)とかで言っちゃったら?
名出しで。って思うんですよ。


そしたら「売れてる後輩に敵意むき出しの先輩」って事で
ネタになると思うんですよ。
変に名前出さないから、リアルに「触れてはいけない」
みたいな空気になって笑えないんですよ。


もちろんさんまなどのホストから
「後輩が売れて悔しいのはわかるけど、それはしゃーないって。」
みたいな否定論を言われるでしょうけど、それもよしとして。


あと、めちゃイケとかで、宣戦布告してナイナイと対決コーナーするとか。
2丁目軍団(ジャリズム水玉れっぷう隊)引き連れて。


どうせ人相悪いねんから、ヒールキャラとして
前に出るのもアリだと思うんですけどね。