ぱにぽにだっしゅ!全話レビューその1

せっかくDVDを全部そろえたので、端的に全話レビューなんぞを
今更してみたいと思います。
まずはDVD1巻に収録されてる1話から4話まで。


第一話「寒に帷子土用に布子」
元々このアニメ「まほらば」が終わってる事を知らず
毎週録画をそのまま放っておいたら
ビデオに入ってたというのがきっかけでした。
(つまり「まほらば」も見ないままだいぶたまってたという事ですね。
お陰で最終回スペシャルは前半しか録れてませんでしたw)


初めの頃は様子見というかわけがわからないまま
見てたという印象なのですが、
26話全部見終わって「ぱにぽにだっしゅ!」という
世界観をわかった上で二度見すると結構面白いです。
あの後半の猛スピードでぶっ飛ばすのに慣れていたから
このまったりムードは逆に新鮮でした。


ただ、これは「ぱにぽにだっしゅ!」という
世界観をわかった上で二度見してるからの感想であって
確かにアニメ一発目にしては、ちょい微妙な感じもしますね。


特にこの「ぱにぽにだっしゅ!」の面白さが
認識されるまで遅れてしまった最大の要因は
第1話で黄色いバカンス」を流さなかった事でしょうね。
(ちなみにDVDにはちゃんと収録されています)


第二話「紅は園生に映えても隠れなし」
ちょっと崩れ気味の作画もあとから見れば味になる。
ただ、これも「後から見れば」の話で
第二話でこの崩れ具合はちょっとマズイか。
内容もくるみと芹沢、両方にスポットライトを当てようとして
見事にどっちつかずになってしまってますね。
第一、くるみの「地味キャラ」って話がある程度進んでから
「あーそういえばアイツ個性ないなー」って感じに
なるんであって、第2話でイキナリそれをフィーチャーするのは
ちょっと無理があるような…。


でも、個々のギャグは面白いです。
特にサザエさんよろしく、果物の中からC組の面々が
出てくるシーンは一時壁紙にしてたほどw


第三話「病む身より見る目」
作画、ノリ的に1話に戻った感じ。
むしろこっちを2話目にした方がしっくり来ますね。
食堂のベッキーと姫子のやりとりとか。


この回は姫子&B組フィーチャーなのですが
なんか最初見た記憶では鈴音&乙女コンビしか
印象に残ってなかった感じ。


あと、一条さんの髪の毛でメソウサがおかしな事になる
ってのも、もうちょっと一条さんの不可思議キャラが
浸透した後じゃないと、視聴者には伝わらないっすよドットコム。


第四話「晴天をほめるには日没を待て」
スタッフも認める、この回からこのアニメのエンジがかかり始めます。
とにかくギャグのテンポが格段によくなりました。
番組初めの方の来栖と五十嵐先生のやりとり
更年期障害→盥の流れ)からすでにテンポの良さが
出てましたから。


あとは都の「命乞いをするような死に方しろー!」
でしょうね、中の人の事を考えると
結構サプライズですよ、これはw


合宿という事でさらに各キャラの個性も
上手く引き出せてると思います。
子供っぽい姫子に大人っぽい玲
クソ真面目な都etc


そしてイカサマエンピツやベッキーにテスト問題を
教えてもらうようねだる下りでくるみが大活躍!
明るくて元気なカワイイ女の子っぷりを存分に魅せてくれます。
本当はこういう描写をするのが先なんですけどねw


A組の面々も上手くC組のメンツとからんでおり
前回のB組に比べると、フィーチャーが上手く行った気がします。
ただ、残念なのが修の女の子に振り回されっぷりが
この回良かっただけに、それが後に活かされなかった事ですね。


ラスト(エンディング後)も本編と上手くリンクしてたと思います。
(2話とか訳わかりませんでしたしね)


うーん…このノりが1話から出来てればなぁ、
このアニメは今期でいう「涼宮ハルヒ」ぐらいの
話題に上ってたと思うのですが。残念!


それでは明日は第五話から第九話までの
感想を書こうと思ってます。