関西では物凄い有名人なのに、全国のお笑いブームに乗り遅れている若手芸人が大量に発生してしまってる。

「昨日の風はどんなのだっけ?」さんからのトラックバック
この大阪と東京(全国区)の温度差って、2丁目WACHACHA、
いやもっと遡って天然素材の頃からずっと続いてる現象だと思います。
吉本印天然素材」ってユニットとしては一時期ブレイクしましたが
メンバーで当時大阪で大人気だった、
雨上がり決死隊FUJIWARAバッファロー吾郎
「大阪の人間が感じてる面白さ」として
全国に広がったのかというといささか疑問だったり。
結局、大阪であまり人気の無かった
ナインティナインを残して全滅しちゃいましたし。
(雨上がりやほっしゃん。は後に完全に別口でブレイクしましたし)
FUJIWARAのメイン拠点が大阪に戻ってから、
東京での不人気がウソのようにテレビの仕事がバンバン増え、
再び東京に進出するとまた今のようなパッとしない状態。


昔、放送作家杉本つよしさんに
「ナゼ、大阪では雨上がり、FUJIWARAバッファローが人気だったのに、
東京ではナイナイが売れたのか?」という質問をした事があるのですが
それの答えが「あれは作戦や。」


正直僕の質問の答えになってない気がしたのですが
まぁ、それでも作戦であらかじめ「ナイナイが東京でブレイクする」というのが
わかっていたのだとしたら、プロの方々というのはやっぱり凄いんだなー。
って関心してたんですよ。
数年後、千原兄弟ジャリズムの東京進出失敗。
いや、わかってたんとちゃうんかい!
なんでナイナイの作戦を千原、ジャリに応用出来んねん!


っていうか「ナイナイが東京で受け入れられるキャラ」だとするなら
千原、ジャリのチョイスはおかしいし。だって華ないもん。
ナイナイの「かわいいボケ、さわやかなツッコミ」のタイプを考えると
水玉れっぷう隊の方がまだチャンスあったでしょう。
(今はダメですよ、ケンちゃん老けすぎだしw)


あれからもう10年経ってますが、あんまり状況って変わってませんよね。
大阪で人気の芸人が全国区の番組でネタする時も
「見てる人が自分を知らない人ばかり」という事を忘れ、
大阪と同じ事やってコケたり、
反対に東京を変な風に意識して、コケちゃったり…。


もういい加減にちゃんとした「東京の傾向と対策」みたいなのが
編み出されてもいい時だと思うんですけどね。
次長課長もまぐれ当たりみたいなモンだったしなぁ…。


とりあえず思う事は、ことお笑いに関しては
「東京の常識は大阪の非常識、大阪の常識は東京の非常識」
って最近頓に思うようになりました。