権力者や芸能人は市井の生活感覚を知るべきか?(昨日の風はどんなのだっけ?)

これを見て思い出したんですが、
嘉門達夫さんがサラリーマンの気持ちを代弁するような
歌を歌ってた事があるんですが(「ススメ」と
「怒りのグルーヴ〜団塊の世代編〜」の2曲)
聞いてて非常に白々しく、
また、的外れな内容も多く見られました。


嘉門さんって高校出てすぐ落語家になったんで
いわゆるサラリーマン経験っていうか
芸能人以外の仕事を本職として経験した事がないんですよね。
鶴瓶さんに言われて放浪の旅に出た事はありますが
あれは結局「一般人の気持ちを知る」ような事には
繋がらなかったような気がします。)


それゆえか「サラリーマン」に対してコンプレックスがあるというか
そういう言動がたまーに見られたりするんですよね。


よみうりテレビの特番で同級生で芸術家をやってる友人と
「自分達のやってる事に理解を示してくれない一般人」をボヤいたり
アルバムが発売された時の特番で「芸能人に気をつけな!」という
歌を流す前にトーク
「これは『芸能人はヤリまくってる』みたいなにすぐ見られる事に
憤りを感じて作った歌」という説明をしてる時に
「サラリーマンの方がヤリまくってるんちゃうか!?」
みたいな発言をしたり。
(ただ、この歌そのものは「言いたかった部分」を上手く表現できず
「何を意図するのか?」がよくわからない歌になってましたが)


僕はそういうのを見てきてるんで、どうも
その「サラリーマンの気持ちを代弁する歌」を歌ってる嘉門さんに
「その気もないのに無理しないな」って思ったりするんです。


しかし、嘉門さんって「元祖あるあるネタ」というイメージがあって
一般人の共感を得る歌をたくさん歌って来ましたが
あれって、リスナーのネタによる補完の部分が大きかったんでしょうね。