嘉門達夫「アホダラ王国物語」レビュー

(タイトルはAmazonアソシエイトです)

アホダラ王国物語

アホダラ王国物語

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それでは全曲レビューを。

新・誰がそこまでガンバレ!言うた

タイトルが「新・誰がそこまでガンバレ!言うた」なのに
1番のサビが「誰がそこまでガンバレ!言うた」じゃないのが
ちょっとどうしたもんかと。
なんか2番から始まってるみたいな違和感がありました。


あと1番、2番がフリの部分で容易にオチが予測出来るのがなぁ…。
3番からエンジンかかって来る感じです。


それとコーラスが今回は嘉門さんがセルフでやってるんですが
同じ声が被ってるに違和感が。
どうせならナリ天ボーイズにやらせたら良かったのに。
もうフーリューズ呼べないんだから。

新・ええ奴やんか

ようやくネタが揃った感じですね。
本来は1番や2番のネタは前作の時点で思いついてないと
いけないネタだと思うんですが。


あと、犬のヤツサビ後半の歌詞が変わってましたが
一緒のパターンで良かったんじゃないか?
というか、あの歌詞で今までの歌った事を
自分で全否定しちゃってるみたいで良くないと思う。

新・ショートソング

「ショートソング」というタイトルで
本当に「短い歌」のみを集めたのは
「Oh My God!!」以来かも。


ちゃんとこうやってジャンル分けしてくれてるのは
好感が持てます。本当の事を言うと
「長い歌と長い歌の間に1曲だけ入れる」のが
CD収録ではベストだと思うんですけどね。


以下、曲ごとにレビュー(タイトルは適当)
・まいたけ
「えのきだけ」みたいな歌かと思ったら
単なるダジャレかい!


・サムライ
「佐村さんって誰やねん」ってそれ言い出したら
「村井さんも誰やねん」って思うんですが。


・言ってみたい
んー可も無く不可も無く。


阪神ファン
詞は面白いけど、曲の付け方にかなり無理がある気がする。


・踏んだり蹴ったり
まぁ、古典ですな。


・こたつ
個人的には好きです。
この「終わりかい!」ってツッコめるのが
ショートソングの醍醐味だと思う。


・貼り紙シリーズ
過去作に比べたらイマイチか。


・結婚式のケーキカット
これも古典かなぁ。


・通報だー!
面白いんだけど、最後のコナンのがオチにしては弱いか。
通報しなくても警察そばに居るし。
ドラえもんアンパンマンと来たから
最後はピカチュウ辺りにしてほしかったなー。
あいつ現実に居たら一番危険そうだしw


あと、最後に嘉門さんがオリジナルには無かった
余計なフレーズを追加したのも残念。


・強打者
上手い!


・ヘビメタ
歌えよ。


・おはようからおやすみまで…
前「あったらコワイ」に似たようなの無かった?


・万華鏡
これ、途中までものすっごい下っ衆いだけに
最後のオチは「いひひ〜」じゃなくて
凄い清らかな言い方で「わぁーキレー」
って言った方がオチたんじゃないかなー?


・アソコ
途中でオチが読めたw

新・あったらコワイセレナーデ

カラオケが「リターンズ」のに戻ってました。
(「2003」は違うカラオケが使われてて
しかも全然アレンジが怖くなかったので)


出だしはなかなか好調なのですが
本来盛り上がるハズのBメロで
ちょっとネタが弱くなるのが残念。
(「亀甲縛りのシートベルト」は面白いけど)


2番も「おもち」と「カイロ」は順番逆にした方が
両方とももっと面白くなると思うんですが。

新・この中にひとり

「小説家」と「ライオン」の2つですね。

新・それはまるで…

コーラスにフーリューズの声が…


最初のに比べると弱いかなぁ…。
ただナリ天のコーナーも
「これから面白くなりそう」って所で終わっちゃんで
もうちょっとCD化は後にして
もうちょっとコーナー続けといた方が
良かったんじゃないですかね?

新・おじいちゃん

実は「おじいちゃんのコーナー」が単独で収録されるのは
これが初めてです。
毎回「ワンダーランド」とかいうタイトルで
ショートソングやら、他のコーナーやらと
一緒くたにやってたんで。


とりあえず「アフロ」だけかなぁ。
もう「日常の素朴な疑問シリーズ」は
過去に出尽くしてしまったんで
こういう「バカバカしい」方向性の方がいいと思います。


あとBGMはギターの弾き語りじゃなくて
前みたいなちゃんとしたBGM用意してほしかった。

新・鼻から牛乳

あの初代にあったオープニングの再現から
まさかの「世紀末バージョン」アレンジ。
そして、まさかの1コーラスのみ。


とりあえずアレンジに関しては
「世紀末バージョン」の時は
昔に比べて、状況が近代化してるんで
あれでもいいかな?って思ったんですが
今回のは昔にコンセプトが戻った感じなので
昔のようなアコースティックギター、オルガン、
パーカッションのアレンジでよかったんじゃないか?
って思ったり。


でも、2番がないのに、シングルがお値段据え置きはサギだよなーw
どうしても「女性が主人公のバージョン」のネタが
思いつかないなら、番組コーナーで終盤
「○○シリーズ」として送られて来たのを
膨らましたら、新しい展開も出来たのに。


あと、最後の「ヘイ!」もナリ天ボーイズに
言わせたらよかったのに。
嘉門さん一人で言ってる様子はなんか寂しい。

ホラー

2つ目の「ビミョー」ですが、これ番組で紹介された時
「所でこのネタの出来、ビミョー」っていうオチがあって
それが面白かったのに、カットしてますね。
「ええ奴やんか」の犬のと逆パターンですな。

新・アホが見るブタのケツ

これも過去作でキラーネタを使い切ってしまったので
ちょっと弱いですねぇ。
特にそれぞれの最後(昔ので言うと「うーんマンダム」とか
「先生バナナはおやつに入るんですか?」とか)の
フレーズがイマイチだなぁ。


特に大オチが「ハンコ家族」かぁ。
どうせなら昔ライブでやってた「学級文庫」のネタ
やったらよかったのに。

新・ジミー&ハデー

これもネタの並び方がちょっと上手く行ってないというか、
「じゃんけん相手」が2個目は早いですって。


あと「公園の遊具」はハデの方は意味履き違えてる上に
過去作の使い回しだし(正直使い回す程のネタじゃなかった)
「指を使ったイタズラ」のハデパートは
ジミパートが回りくどさをウリにしてる分だけ
説明なしの「カンチョー!」だけでいいと思う。


あー後、番組にあった「謝り方」が入ってなくて残念。
あれ珍しくハデパートの方が面白いネタなのに。

新・会話

ちょっとベタなネタが多いなぁ。
ヤンタンの「そんなん言わんでもええやん」の
コーナーをやってた時の「会話」の方が
アナーキーでナンセンスだったんですが

イヤーンイヤーンイヤーン

「恋のチャルメラ」もなんですけど
番組でせっかく面白いコーナーが
歌という形になると途端に面白くなくなる
パターンが多いですねぇ。


形としては歌を歌ってる最中に別撮りで
「イヤーンイヤーンイヤーン」が流れるんですが
僕は「鼻から牛乳」みたいに
ネタを歌って、止まってから「イヤーンイヤーンイヤーン」
みたいな感じにした方が良かったんじゃないか?
と思うんですが。

どうでもええよ

こういう「人それぞれの意見」を
「どうでもええよ」で片付けるのって
嘉門さんらしくないっていうか
そういうのを掘り下げて行くのが
アンタのスタイルちゃうんかい!
って思うんですが。


なんか、非常に淡白な「素の部分」の嘉門さんが
出てきちゃったみたいで、ちょっと引きますねぇw


まぁ、全体的に見て前回の「笑撃王」が中の下と評価するなら
今回のは「中の中」といった感じですか?


僕は「ここまで行けるなら、もうちょっと頑張れるやろ!」
って思ってしまいます。
「誰がそこまでガンバレ!言うた」って
思わせるような作品にしてほしいですね、ホンマに。