「恋のチャルメラ ププッピ ドゥー!」(嘉門達夫とナリ天ボーイズ)

恋のチャルメラ ププッピ ドゥー!

恋のチャルメラ ププッピ ドゥー!

TUTAYAの更新日でハガキ持って行くと
CD1枚タダでレンタル出来るというので
「新・鼻から牛乳」と共にレンタルして来ました。
(「新鼻牛」の目的はアルバム未収録のカップリング曲の方ですが)

発売当初酷評されてた曲なんですが
まぁじっくり聞いてみると
「この曲の何がイカン所」
というのが良く見えてきます。


今日はそのイカン所」を取り上げて行こうと思います。


よく、このCDの批判で
「番組を見てない人には面白さがわからない」という
意見がありますが、まぁ企画モノで素人が参加して歌う
っていう曲ってのは昔からありますから
要はやり方だと思うんですよ。
「本当に良いものなら、知らなくても
なんとなく雰囲気を読み取って笑えます」
から。

イカン所その1「出だしの歌詞がイカン」

この曲、チャルメラの曲に乗せて面白おかしいフレーズを
歌うっていうコンセプトなのですが
出だしの歌詞が
「俺は男だ!やる時ゃやるぜ!」だの
「夢をかなえて錦を飾る」だの
なんか変な意気込みみたいなのが歌詞になってて
これだと、チャルメラに合わせて
意気込みを語るような歌詞になりそうな展開を
連想させてしまい、その後の
「ガムテープ」どうたらこうたらが
物凄く浮いちゃってるんですね。


どうせなら
「Yo!Yo!Yo!やって来ました、ナリ天ボーイズ
今日もゴキゲンなナンバー行くぜ!
Yo!Yo!Yo!みんな御馴染みチャルメラに乗せて
ユカイなフレーズ ガンガン行くぜ!」

みたいな出だしだったら、初聞の人にも
コンセプトが一発で理解出来たのではないかと思うんですよ。

イカン所その2「歌詞の構成がイカン」

このCD3曲入りで、ヒップホップ調の
「恋のチャルメラ ププッピ ドゥー!」と
「みんなのチャルメラ レッツゴー!」
演歌調の「男のチャルメラ どんと来い!」
という曲が収録されているのですが
どうもそれぞれの曲の区別が出来てない。


じっくり聞いてみると「恋のチャルメラ〜」の方に
「男のチャルメラ〜」向きの歌詞があったり
その逆に「男のチャルメラ〜」の方に
「恋のチャルメラ〜」向きの歌詞があったり。

せっかく三曲入りなんだから
そういう曲ごとの区別はちゃんとすべきだったんじゃないでしょうかね。


僕は
「恋のチャルメラ」→ナンセンス系
「男のチャルメラ」→悲しい系
「みんなのチャルメラ」→あるある系
でまとめるのがベストだったと思います。


あと、「みんなのチャルメラ レッツゴー!」
ってほとんどイノキンが作ってるみたいんだけど
ほとんど字余りなんですよ。


嘉門さんもナリ天投稿者にはあれだけ
「文字数を合わせろ!」ってエラソーに言ってるのに
どんだけ身内に甘いねんw

イカン所その3「リリースした時期がイカン」

それで上にか書いたようなジャンル分けをしようと思ったら
もっと弾数がいるんですよ。
それにはちょっとCDを出す時期を早まったかな?と。


ネタのレベルそのものも、まだ「ナリ天」を
知らない人を楽しませるのは、まだまだ足りない。


それでもう1枚の方の「新・男のチャルメラどんと来い!」
を聞いてると、この辺からいいネタが揃いだすんですよね。


特に後半の方で「恋のチャルメラ」に乗せた方が面白いネタが
結構あって「勿体無いなー」って聞いてて思いました。


本当は「恋のチャルメラ」は「アホダラ王国物語」と
同時進行で(もちろんアルバムにも収録)
アルバムのシングルカットとして売り出すのが良かったんでしょうね。


そうすればアルバム未収録のカップリングが2曲もあるから
アルバムとは別にシングルを買う意味も出てきますし。
(にしてもシングル1260円は高いですけどねw)


どうも、嘉門さんは早くしないといけない所でのんびりしてて
もっとじっくり練らないといけない所で
変に慌ててしまう所が、まだ直ってないなー
とこのCDを聞いて感じました。


さて、なんでももうそろそろ番組が
新しい展開を見せるそうですが
アルバム製作に向けての稼動なのかな?


だからそういう事は「アホダラ」が出来てすぐに
動きなさいと小一(ry

新・鼻から牛乳

新・鼻から牛乳