あらびき団

いつもより時間が遅かったので録画して見ました。


まぁ、いつも通りに楽しかったんですが
この番組、2丁目劇場で作家やってた松本真一
元誉の遠藤敬が作家をやってるので
元2丁目WACHACHAメンバー(ハリウッドザコシショウジャリズム渡辺)
うめだ家月メンバー(須知軍曹、代打屋中川)
baseメンバー(天竺鼠川原、ダ・ヴィンチ釜口)
辺りの枠が決まっている模様。


個人的には大阪の芸人って自分で出て来るのが苦手な子が多いので
こういう風に番組でプッシュしてあげるというのは
アリだと思います。


この流れで行くと天津向とかも呼ばれるんでしょうかね?
でも、たぶんやるのって「オタクの形態模写」でしょ?
あれも微妙なんですよね。
「お金がないのにフィギュアを買ってしまったオタク」とか
RPGのラスボス直前のオタク」とか
セリフの内容そのものは、結構そのままだったりしますしね。


いや、それより何より「オタク芸人がオタクの形態模写をやってる」
というのがおかしな話で、形態模写っていうのは
自分と全然違う種類の人を模写するから成立するんで
オタクがオタクの形態模写したら
それは形態模写じゃなくて、ただ
「自分の日常を描いてるだけ」になってしまう。
(向がネタのような生活を送ってるのかどうかは別にして)
それならいっそ「オタクあるある」にして
「僕達オタクはついついこんな事やっちゃう」
っていうフリの方がオタクキャラとして
すっきり見れるんですけどね。


そういう点で向って、どうも「自分をオタクキャラで売ってる」
という自覚が足りないような気がします。
トークとかにもちょいちょいそういう感じを
出すような事を言っちゃったりしますし。


日本橋歩いてたら、オタクに友達と勘違いされた」とか
日本橋で『頑張れよ!オタクの星!』とオタクに声をかけられた」
とか、いかにも面白話みたいに語るんですけど
いや、これがね向がオタクキャラになる前なら
面白話として成立するんですよ。
そういうつもりじゃないのに、声をかけられてますから。


でも、オタクキャラでまさに今売り出し中じゃないですか。
しかも、そんな風体で。
そりゃ日本橋界隈歩いとったら、
そんな風に声もかけられるやろうと。
どうもまだどっかに
「俺はあくまで芸としてやってるんだ」という
変なプライドみたいなのが残ってるんじゃないのかな?


いや、芸は芸でいいんですけど、芸人ですから。
でも、それを表に出しちゃあいけないと思うんですよ。
少なくとも見てる素人の人には「この人ガチでオタクだ」
って思わせるような細やかな心配りをちゃんとしないと。


あらびき団に話を戻しますけど
向って、あずまんが大王大阪さんが好きらしいんですよ。
だったら、コミックの大阪さんの名シーンを
拡大コピーして、それを見せながら
大阪さんの魅力をひたすら語るみたいな
漫談やってもいいと思うんですよ。
っていうかそれぐらいやらないと
あの番組では目立てないと思います。


そして東野に「オタク芸人っていうか単なるオタクじゃないですか」
って言われたらしめたものだと思います。
まぁ、たぶんてか絶対やらないでしょうけどねw