「イキリ」と「いちびり」の違いを述べよ:昨日の風はどんなのだっけ?

で、このエントリーが上のエントリーに繋がってるというか
マキタスポーツが語ってた「空気を読め」という
大阪のお笑い界から生まれた、ある種独特の風習なんだと思います。
(お笑いに限らず、大阪そのものの風習と言えるかも知れませんが)


「いちびり」と「イキリ」の違いって
例えば、みんなが静かにしてる時に
一人はしゃいでる奴がいたら、そいつは
「いちびり」なんですよ。


で、これとは逆にみんながはしゃいでる時に
「おいおい、みんな落ち着こうや。ええオトナなんやし。」
っていう奴が居たら、そいつは「イキリ」なんですよ。


まぁ、要約すると「いちびり」が「空気を読めない調子ノリ」で
「イキリ」が「空気を読めないええかっこしぃ」という感じでしょうか?
で、結局重要なのは「空気を読めない」という部分なんですよ。
この辺が大阪特有のムラ社会から生まれた言葉だなぁと。


イキリの話が出たついでに
ノンスタがM-1の準決勝や敗者復活でやったネタを見て
大阪のお笑いファンはみんな「相変わらず井上がイキってる」
とか「井上がムカつく」とか、放送作家かわら長介ですら
「後の事を思うなら課題は井上だ。井上の‘いきり’その演技だ。素直に言うと、生過ぎる。‘いきり’を遊んでいる演技ならば問題はないが、演技ではない本気が感じられて、どうもいけない。」
と論じてるんですが
たぶん、あのネタを東京の人に見せたら
「井上は単なるフェミニストで、それを過剰にからかう
石田の方がウザキャラに見えるんじゃないのかな?」
と思うんですよ。


僕も実際あのネタを見た時「あ、今回井上控えめやな」
と思ったんで、大阪のお笑いファンから
上記のような感想が出た時はちょっとビックリしました。
まぁ、本当に大阪人が「イキリ」が嫌いなのか
それとも「井上のイキリキャラが浸透してる」
のかはわかりませんがw

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