「東京から見たバッファローは……」:ふぬけ共和国blog - 一汁一菜絵日記帳:こっそり書き残すブログ_〆(・_・。)

これもちょっと前の話題になのですが、せっかくトラックバック下さったので
トラバ返しを。


この方の記事を見てると、関東の人が感じてる
「大阪の芸人さんへの違和感」みたいなのがあって
たぶん、それは東京のお笑い業界のせいというよりも
大阪のお笑い業界の全国区に向けてのアピールの下手さ
にあるんじゃないのかな?って思うんですよ。


やっぱり、いろいろ掘り下げてみればみるほど
東京と大阪(というより大阪とそれ以外という感じもしますが)
のお笑い界の常識、非常識みたいなのが
あまりにも違いすぎる。


やっぱり、芸人もスタッフもちゃんとそこの違いを勉強して
それに対応するというか
「いつものお客さん向けモード」と「全国区向けテレビモード」
みたいなのを用意して使い分けるべきだと思うんですよね。


また、天津を例に出して恐縮ですが(例として解りやすいんで)
うめだ花月とかbaseよしもとでは
向もスーツ着て、普通の漫才やるけど
東京の番組(オンバトとか)出る時は萌えジャージ着て
「僕、アニメ、フィギュア、メイド喫茶大好きー!!」
みたいなキャラアピールを徹底してやる。
木村も「もう、こんなオタクな相方とやってますねん。
やってられまへんわ〜。」みたいな色を出す
っていう「使い分け」をやってもいいんじゃないかな?
って思うんですよね。


ただ、大阪でこういう事やっちゃうと
「なんてあざといんだ」と思われて嫌われる事もあるんですが
これは仕事ですから
行く先々で臨機応変に仕事のやり方を変えて
成果を上げるというのは社会人として必要なスキル
ですからね。
そこはサラリーマンも工場勤務も芸人も一緒だと思います。
(まぁ「芸人」といおう職業に夢を見てしまう気持ちも解るんですけど)


どうしても、大阪のお笑いファンって
女子中高生がメインですから
そういう「オトナのしくみ」みたいなのって
理解出来ないかも知れないけど
なんとか解ってあげて欲しいなと。


あと芸人も「めんどくさがらない」。
これは「サイキック青年団」で
竹内義和氏の口から全く別の話題で出た発言なのですが
「仕事と言うのはめんどくさいモノや」
って言ってて、それをを聞いた時
僕はなんか、大阪の若手芸人の現状を
思い浮かんで来たんですよ。


「東京中心の仕組みが不自由だ」といっても
そこは変えられないですからね。
なんとか臨機応変に対応して欲しいモノです。


あと、メッセンジャーに関しては、
ここでたとえ話として出すのはちょっと違うかな?と。
メッセンジャーは大阪に居て、ちゃんと儲けられてる
数少ない芸人の一組ですから、今更無理して
キャラ付けしてまで東京に行く事はないと思います。
今まで通り、大阪メインで、たまに全国区の番組に
黒田がゲストで呼ばれて出る
みたいな感じでいいと思うんですよ。


問題はその下の世代なんですよね。
たぶん、メッセンジャーがもっとベテランになって
さらに上のポジションに行ったら
そこの席にはたぶんブラマヨが座るでしょうし
その次は千鳥が座ると思うんですよね。


それ以外の芸人どないすんねん?って話になるんですよ。
メッセンジャーの席もそんなにたくさんないですからね。


例えば、笑い飯なんかも、M-1で優勝するか
もしくは出場期間が過ぎて、M-1から縁が切れた場合
一体そこからどうするんだろう?
という疑問はあります。


たぶん、大阪でひっそりと漫才やって行くんでしょうけど
M-1の常連の行く先がそこでいいの?思いますしね。

おとなのしくみ (3) (Beam comix)

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