「 R-1 ぐらんぷり 2008」/TheManのつわもの迷走記

ここの中山功太の分析を見て、凄く納得しました。
僕は元々好きな芸人さんだったんですが
「愚かなる者へ裁きを」辺りから感じてた
違和感の正体が掴めた様な気がします。


たぶん、中山功太の持つ、こういう天性のイヤらしさは
一人コントの時は「コントの登場人物のイヤらしさ」となって
上手く消化されてたのが、漫談になってしまったせいで
中山功太本人のイヤらしさ」になってしまったんだと思います。


中山功太自身はもう実家が大金持ちじゃなくなってしまったせいで、
「自分が面白いとかどうでもいいからとにかく売れたい」
という風に心変わりしていて、それ自体は良い事だとは思うのですが
なんかそれとは裏腹に、どんどん一般ウケから遠のいているような
気がするんですよね。


ただ、大阪のお笑いファンも、今の中山功太みたいな芸風好きだしなー。
なんかこう「中山功太の発したセンス的なモノを
理解出来てる俺(私)って凄いやん」みたいな
気分に浸りたいんじゃないの?って思うんですよ。


たぶん、大阪のお笑いファンの東京への
コンプレックスの裏返しというか
例えるなら「小島よしおみたいな海パン一丁で踊ってるような
のに喜んでる東京の奴らとは、違うんやで俺(私)らは」みたいな。



でも、本当に売れたいなら
前の「一人コントスタイル」に戻すべきだと
僕は思います。

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