爆笑オンエアバトル第10回チャンピオン大会ファイナル

ストリーク/漫才「野球漫才」(650KB/8位)

う〜ん…、いや相変わらず野球ネタで
貫く姿勢は素晴らしいのですが
今回は吉本の喋りすぎというか
フリの部分でかなりの説明過多で
聞いててしんどかった。


こういう漫才はもう理屈とか抜きにして
山田が「いかに野球バカか」を
見せ付ける事が最大のウリだから
もうとにかくガンガン突き進んで欲しかった。
最初、歌ネタで行くならいっそ
「矢〜野〜♪」をやっても良かったと思うんですよ。80点

オジンオズボーン/漫才「ツッコミ合戦」(738KB/6位)

いやぁ、セミファイナルでは
「このレベルだと優勝はキツイかなぁ」
とか思ってたんですが、一転して
素晴らしいネタを持ってきました。


いや、これ篠宮がブログでネタバレ
(自分らはチャンピオンになれなかったという事を
匂わせる文章を書いてた)
してなかったら、この時点で
「他の優勝候補がネタ選びミスったらもしかして…」
と思わせるだけの出来でしたよ。


ただ、ちょっとネタがとっ散らかってる感じはあったので
その辺点数に結びつかなかったのかも。


でも、今年の漫才アワードでひょっとしたらという
可能性が出てきたと思います。90点

Bコース/漫才「ドッヂボール」(690KB/7位)

いつものような広く舞台を使ったコント漫才ではなく
いわゆるオーソドックスなトリオ漫才をしようして
失敗した感じが…。
最初、いつものように舞台を広く使う流れがあって
そこは面白かったんですけどね。]


あと、自分の出番以外の部分でやった事を
テレビではやるのはあんまり感心できないなぁ。75点

トータルテンボス/漫才「プロポーズ」(1026KB/1位)

もう、このネタをここまで温存できた段階で
ここの優勝ですわ。
何せM-1の最終決戦でやったら優勝出来たとまで
言われたネタですからね。


今まで、チャンピオン大会ファイナルでは
イマイチピリっとしなかった彼らでしたが
ここに来てようやく成果を上げられましたし
彼らにとって初めてのタイトル獲得となりました。


僕は、彼らの優勝には納得ですし
素直に祝福してあげたいと思ってます。
三拍子も惜しかったんですけどね。95点

プラスマイナス/漫才「短気を直す」(246KB/11位)

う〜ん…、暴走が上手く笑いに結びつかなかったなぁ。
「やりたい事をやった」ように思えるネタの割には
イマイチ弾けきれてないというか
初オンエアの時のネタを考えると
もっとムチャクチャやっても
良かったんじゃないのかな?って思います。70点

NON STYLE/漫才「運命的な出会い」(946KB/3位)

僕はてっきり、去年のM-1準決勝及び敗者復活でやったネタを
やると思ってたんですけどねぇ。
いや、あれをやったら優勝間違いないし
もう、ベタ褒めしまくろうと思ってたのに
なんで違うネタをするかなぁ。


いや、このネタ悪いネタじゃないし
通常回でやったらオーバー500行けるネタだとは
思うんですけど、チャンピオン大会ファイナルのネタには
ちょっと物足りないかな?


いや、さっき書いたM-1でやったネタは
井上のイキリキャラと石田のウザキャラが
上手く融合してたんですが
このネタは上手く混じりあってないというか
最後の井上のイキリ台詞が取ってつけたように
出てきて、そこに違和感があったんですよねぇ。


僕はあのネタでは不満だし
チャンピオンという事も考慮して
ちょっと辛い点数を付けさせて頂きます。80点

タイムマシーン3号/漫才「卒業式」(878KB/4位)

うーん…ノンスタと並んで優勝候補だったんですけどねぇ。
セミファイナルのネタに比べると、普通の東京漫才だったなー。
どうせなら、関太がバンドに入った気になった時に
コンビニの面接の時みたいに
とことんそれを引っ張ったら良かったのになぁ。
「俺の両親になんて言えば」の下りから
そっちに進める事も出来たハズなのに。


この二組は期待してただけに
非常に残念な結果になった気がします。80点

流れ星/漫才「マグロの一本釣り」(578KB/8位)

セミファイナル同様、流れ星らしい斬新なテーマの漫才でしたが
こっちは斬新さが上手く笑いに結びついてなかったかなー?
ちょっと作りこみが甘い気がしました。75点

三拍子/漫才「ネタ合わせ」(1006KB/2位)

今回一番の大爆発が起こりましたw
いやぁ、チャンピオンになるかと思ったんですけどねぇ。
でも、爆発力には欠けるものの
多くの人にまんべんなく「良かった」と
思わせるのはトータルテンボスのネタだったんでしょうね。
(こういう「漫才をネタにした漫才」を好まない人も居るので)


まぁでもぶっちゃけ、オンバトって
勝ち抜いて行く事には意義があるのですが
チャンピオンになるという事に関しては
あまり重要な要素ではないと思ってますんでw
(結果よりも、どれだけ本気か、
どういう策略を立てるかという事が重要)


僕はむしろ、今までチャンピオン大会で不発だった
三拍子が、ここに来てこういうネタを
ちゃんと持って来る事が出来たという部分を
事務所は評価して、もっと今後いろんな
バラエティ番組に出してあげて欲しいなと。


オンバトのレギュラー陣の中で
一番バラエティ適性能力がありそうですしね。
レッドカーペットとかに出てもそれなりにこなしそうですし。


そういえば、チャンピオン大会の後
ある人に「最後の本番シーンは要らないんじゃないか?」
という意見を貰ったんですが
うーん、でも僕はあの本番シーンをやらないと
こういうネタが嫌いな人はもとより
好きな人も「やれへんのかい!」と思って
玉を流さない可能性があったと思うんですよね。


それに張った伏線はちゃんと消化するのが
お客さんに対しての礼儀だと思いますし。
芸人がお客さんを気持ち悪い状態のまま帰すのは
よくないと思うんですよ。


あと、最後の「花を添える」というオチがキレイだった。
最近「オチを重視する」という考えが
お笑いファンの間で「逆にサブイ」みたいな言われ方をされてるけど
やはりチャンピオン大会のファイナルという重大場所。
これくらいキレイなオチで閉めもいいと思うんですよ。


彼らの今後の飛躍に期待しましょう。95点

えんにち/漫才「ショップ店員」(562KB/10位)

あー10位かぁ。個人的には好きなんですけどねぇ。
もう、アイパー滝沢の「万引きしないでねぃ」
の台詞がね、いうたら舞台は今流行りの
オシャレなショップじゃないですが。
柳原加奈子の真似する様な店員の居るような。


それなのに、どんだけガラの悪い客の来る様な地域にあるねん!
と思うと、それだけでもう僕のツボに入ってしまいましたw


でも、ここのコンビはこういうコント漫才するなら
いっそコントでもいいんじゃないかな?って思うんですよね。
笑金でもずっとコントやってたし、そっちの方が
アイパー滝沢のキャラも活かせると思うんですよ。


個人的に気に入ったので
ちょっと甘めになりますが、85点

超新塾/ロックンロール劇場「オークション/見送り」(850KB/5位)

良くも悪くもいつもの超新塾でした。
通常回で「これファイナルでやったらいいのに」
ってネタがいくつかあっただけに残念。


あと、最近マンモスの順番を飛ばす事が多いんですが
あれはなんなんでしょう?
いいネタボケが思い浮かばないのなら
いっそ飛ばしてしまえって事なんでしょうか?
でも、そっちの方向に進むのはよくないというか
お客さんに疑問や気持ち悪さを残す事になるので
「ちゃんとマンモス用に面白いボケを考える」
という正攻法で行くべきだと思います。75点80点に訂正

総評

今回はファイナルにいいネタを残せた所と
そうじゃない所でくっきりと明暗が分かれましたね。
微々たる差はあるもののトータル、三拍子が
上2つと言うのはたぶん、大方の人がそう感じたんじゃないんですかね?


まぁ、トータル優勝に関しては
オンバトというのは実力一枚上の人が
横綱相撲で、チャンピオンになるという形で
卒業するというのが一番いいと思います。
アンジャッシュアンタッチャブルタカアンドトシのパターン)


ノンスタはここに来て、ネタ選びを間違えて
チャンピオンの座を明け渡してしまうという
残念な結果になりましたが
逆に前期あまり出られなかった分
今期また挑戦者として、数回出られますし
ゼヒ「チャンピオン奪回」という誰もなしえなかった事を
目指して頑張って欲しいなと。
ノンスタならそれが出来ると思うんですよね。