大阪のお笑い文化が難波に偏りすぎのように思える

ワッハ上方」の移転問題で
「難波(千日前)はお笑いの本場」という意見を
よく耳にするのですが
「難波がお笑いの本場」というより
「難波だけがお笑いの本場」になってるんじゃないか?
って思うんですよね。


そもそも、大阪という町には
梅田、難波と言う大きな町が二つあるのですが
この二つの町の違いって、結局利用する人が
どこの沿線に住んでるか?という違いのみで
(梅田は阪急、阪神etc.難波は南海、近鉄etc.)
町の機能的なモノとしてはそんなに大差ないんですよね。


だから梅田を拠点にしてる人が難波に行く事は早々ないし
難波を拠点にしてる人が梅田に行く事は早々ない
そもそも行く必然性が無いですから。


正直、梅田を拠点にしてる人で
ワッハ上方にしょっちゅう行ってる人って
そんなに居てないと思うんですよね。
たぶん出来た当初に、どんなのか行ってみよう
と思って行ったぐらいで。


僕も、後にインディーズライブのお手伝いするまで
そんな感じでしたし
そのお手伝いの仕事を頂くまで
ワッハ上方でそんなにしょっちゅう
インディーズライブやってたなんて知らなかったし。
そもそも情報がこっちまで届かないというか。


だから、僕らみたいに難波にあまり縁のない人に
ワッハ上方が移転」って言われても
そんなにピンと来ないと思うんですよね。
いや、それどころかそれに2億円も払ってるとなると
移転賛成の意見が多くなると思う。


それにそういうインディーズライブやってる
若手芸人も難波から外に出ていかないんですよね。
お客さんの層も、base見に来るような人と被ってるし
そういう「いつものお客さん」相手に
ずっと同じベクトルの笑いを提供してる感じで。


これから大阪の未来を担う若手がそういうんじゃ
大阪のお笑い界、ちょっとマズイんではないかと思うんですよね。


いっそワッハ上方移転になって
そういう若手芸人がもうちょっと梅田方面に
来てくれる事に僕は期待を寄せています。