爆笑レッドカーペットに見るナベアツとジャリズムの問題点

まぁ、「3の倍数のネタを早口で」みたいなネタをやった時点で
もう、このネタが早くも一周しちゃってるというか
「もうする事ないよ」というのを提示しちゃってる
感じがしてならないんですけど、
かと言って他のネタは微妙ですしねぇ…。
もう「世界のナベアツ」も終わりかなー?


まぁ、これからはコンビ「ジャリズム」として
頑張って欲しいんですが
でも、今コンビ活動がままならないのは
山下がダメなせいだみたいな事を
言われてるじゃないですが。


僕はどうも、その理屈に納得行かないというか
言っちゃあナンだけど、僕はコンビとして
今上手く行ってないのは
渡辺のせいだと僕は思うんですよ。


いや、最近の渡辺って自分のピン芸のネタしか
作ってないでしょ?
山下が参加する事があっても本当に居てるだけ。


これは何も「山下が使えないから」っていうんじゃなくて
ピン芸とコンビ芸の性質の違いだと思うんですよ。


ピン芸って文字通り一人でやらないと行けないですから
フリからオチから、自分でやらないと行けない。
要するに「ネタの落とし所が自分自身にある」


でも、コンビ芸って違うんですよ。
たいていの場合、ボケの場合、相方にネタ振ってもらって
ボケて、それをさらに相方にツッコんでもらう。
つまり「相方に落とし所」がある。


最近ね、渡辺はネタが全部「自分に落とし所がある」
のしか作ってない。
だから山下がする事ないんですよ。
結局ピン芸がすっかり渡辺の体に
染み付いてしまってるんですよね。


一応ね、山下に落とし所のあるネタも作ってるんですけど
どれも、古臭いんですよ。
従来の型にハマってしまってのか
それとも、あの時が忘れられないのか
わかりませんが。


いや、例えば「殺っちゃん」のネタも
「キャラ付けがどうのこうの」とかいう
ごちゃごちゃした設定すっ飛ばして
「殺人鬼と山下の漫才」でいいんですよ。
渡辺は全部、山下に投げっぱなしで
キテレツなキャラをやりまくればいい。


山下にそれを対処出来るだけのポテンシャルは
僕あると思う。
今、吉本の先輩芸人によるネガティブキャンペーン
山下に「落ちこぼれダメ芸人」みたいに言われてますけど
そこまでダメな奴だったら、
そもそも「ジャリズム」が成立してないと思う。


そういえばキングオブコントに出るらしいですけど
この辺の問題をクリアしないと
優勝どころか、決勝戦進出も難しいでしょうねぇ。