もえもえポンバシ系8月29日放送分

この番組に「今週の萌え」というコーナーがあるんですが
その名のとおり「町で見かけた萌え」を報告するコーナーなんですが
この回は向が、よそでやってる番組(恐らくサウンドキングダム)
のアシスタントの女の子が非常にドジっ娘だという話だったのですが
どうも、話が「萌え」ではなく、完全に「イラつく」って話だったんですね。


もうコーナー趣旨も何もあったモンじゃないなぁと。
いや、しかも話がまだ面白いならいいんですけど
典型的な「その現場に居たら面白いけど、後から話だけ聞かされても」
っていうタイプの話で、なんかこうトーク駄目だなぁ。


いや、前々から「オタクキャラ」として
上手く振舞う事が出来ない事をあちこちで指摘されてるじゃないですが。
結局、彼がオタクキャラとして何か足りないのは
決定的な「調査不足」があると思うんですよ。
例えば天津としての「オタク漫才」にしても、ピンの「オタクネタ」
にしても「そんな奴おれへんで」のオンパレードじゃないですか。


これは漫才アワード2次予選の放送があった時
「昨日の風はどんなのだっけ?」のおりたさんが
スカイプでチャットしてる時に教えてもらった話なんですが
漫画家のひさうちみちお
「現役で漫画を描き続けるには、取材をしないといけない。
自分の頭の中で考えたネタは、どうしても理屈っぽくなってしまう。」
という話をしてまして。


で、丁度その時のアワード2次予選で天津の「お菓子好きのおかん」
のネタがまさにさっき話してた「頭の中で考えた、理屈っぽいネタ」の
見本みたいなネタだったんですよね。


で、ラジオの話に戻しますと
ラジオでのトークを聞いてるとどうも向って
自分のテリトリー内でしか動いていない感じしてならない。


やっぱりね、オタク芸人するなら、コミケいったりアキバ行ったり
鷲尾神社のらき☆すたのイベントいったりしないといけないと思うんですよね。
そこでいろいろ取材したり観察したり
他のオタクの人と一緒に楽しんだりして
「今のリアルなオタク像というのを勉強しないといけない」と思います。
それこそ営業を蹴ってでも。
幸いにも今は木村がピンで売れてるんだから
営業は木村に任せるという手もあるわけですし。


それで自分の頭の中にあるアイディアと折半して
あまりにもリアルとかけ離れてるモノは修正するとか
そういう事をしていかないと
本当に昔から天津や向を知ってる人しか
評価しなくなっちゃう日が来ちゃうというか
今、現にそうなっちゃってますからね。


「そこまでしてオタクキャラを続ける意味があるのか?」
「オタクキャラなんて演じなくても向には発想力があるじゃないか」
という反論もあると思います。(あ、これは偶然ですよw)
でもね、「芸人の発想力」をそこまで重要視してるのって
本当にマニアックなお笑いファンだけで
一般人にはそういうのは響かないんですよ。


一般人にそういうのを理解してもらおうと思ったら
それこそ凄い才能のあるプロデューサーが
向に付いてくれれば可能性もあるかも知れませんけど
もう、今更向にそんな人が付いてくれるなんて考えにくい。
(漫才道に出てる頃なら、その可能性もあったでしょうけど)


そうなったら、自分で道を切り開くしかないんですよね。
だから、向にはもうちょっとオタクキャラに
本腰を入れてほしいなぁと感じています。