お笑いトークラリーin大阪〜長介かわらのゆるせない話〜

トークラリーの大阪公演。今回はスタッフとしてではなく
ほぼ招待という形で招かせて頂きました。


今回のゲストはタイトルでお解りになると思いますが
放送作家かわら長介さん。
司会は今回はラリーさんピンで
前回一緒に司会をしていた織田さんは
今回は裏方をやってました。


トーク形式はテレビ番組「ゆるせない話」と同じで
テーマを引き当て、それに応じてかわらさんが話をするといった内容。
タイトルにあるように現代のテレビや芸能界における許せない話を
いろいろとしてました。
(今のテレビ界は規制が厳しい、プロデューサーとディレクターの
役割分担がちゃんと出来てないなどなど)


その中で印象に残ったのは「余命1ヶ月の花嫁」について。
かわらさん曰く、ああいう実話を監督が
「これで見てる人泣くで」と思いながら
ドラマを作ってると思うとそれはいかがなものかと思う。
(正確にはもっと違う言い方でしたが)
という話を聞いて、凄く「ほう、なるほどぉ」と。


いや、たぶんこの見方って素直にあのドラマを見て感動した人からは
ちょっと、ひねくれたイヤな見方だとは思うんですよ。
でも、作家ってそういう風な視点で世の中を見る事が重要だと思いますし、
その辺の不快感をこうしてアピールするのは
流石、関西放送界のベテラン放送作家だなぁと。


ただ、その反面かわらさん自身が凄く純粋な面があって
千原ジュニアの話になった時に
「若い頃はジャックナイフと言われるほど尖ってたのに
ナゼ今はあんな事になってしまったのか?」というのを聞いて
かわらさんって、あんなにジュニアと一緒に仕事してたのに
大谷さんと一緒で「自分の理想のジュニア像」という
フィルターをかけてジュニアを見てしまっていたんだなぁと。


いや、僕から見てジュニアは全然変わってません。
テレビで喋る内容もあの頃から全然。
着てる服がちょっと違うだけで。


僕が思うにジュニアって引き篭もりだったじゃないですか。
だから凄くピュアなんだと思うんですよ。
いい意味でも悪い意味でも。
あの時尖ってたのはかわらさんを始めテレビ番組や
2丁目劇場のスタッフが「ジュニアを尖ったキャラだ」
と思って育ててたというベクトルに染まってただけなんですよ。


で、今松本人志の腰巾着みたいになってるのは
松本が可愛がってくれてるから、ただそれだけだと思います。


さっき「ジュニアは喋ってる内容が昔と全然変わってない」
って書きましたが、2丁目時代からジュニアが喋ってる
彼の中の持ちネタがありまして
セミの話のネタなんですが、ジュニア曰く
セミはあんな小さい体なのに、あんな大きな声で鳴いてるから
一週間で死んでしまうんだ。ペースを考えろ。」
という話なんですが、僕この考え方がジュニアの本性なんじゃないのかな?
って思うんですよ。


要するに「無理して命縮めるよりも、無理せずに長生きしようや」
という、いかにも次男坊って感じのマイペースなものの考え方。
ジュニアは昔からジャックナイフでもなんでもないんですよ。
そういうのって、かわらさんのようなスタッフよりも
当時2丁目に来てた女性客の方が気付いていたような気がします。


かわらさんってお笑いに厳しい割には
ちょっと節穴な部分があるんですよね。
千鳥の過大評価とかw


イベント終了後、ラリーさん、織田さん、
かわらさんと魁塾の方々で打ち上げに居酒屋に。
そこで織田さんとかわらさんが意気投合して
熱いお笑い論を繰り広げてるのを見て
東京じゃなくて、大阪の方の司会に
織田さんを加えた方が良かったんじゃなかったかな?って思うんですよ。
織田さんの考えって、たぶん芸人よりも放送作家寄りだと思いますし。


僕は明日のオフ会があるので途中で抜けて帰りました。
途中まででしたがいろいろなお話が聞けて良かったです。