ABCお笑い新人グランプリ予選会に行って来ました
今年も長丁場でお笑いを見る時間がやって参りました。
前はABCホールでそこそこの椅子だったのですが
今回はスタジオに固い上に背もたれのない椅子でかなり大変でしたw
(後に審査委員長のかわら長介もその点を指摘してましたが)
それでは、全組のレビュー。ただ全部に感想を書くのは大変なので
めぼしい所だけ、あとは点数のみ表記しています。
あと、ブロック分けを忘れたので、全組ずらずらっと書きました。
読みにくいとは思いますがご容赦を。
せきもとぶりき/コント「島根手作り遊園地」
ハンガーを使っての一人コント。
なんか「あらびき団」で途中でぶった切られた上に
東野にボロクソに言われるような芸で
これトップバッターキツイなぁw 1
イタリアン/漫談「ヒーローが風邪をやっつける」
のっけからピン芸人二連発はキツイw 2
チューインガム/漫才「桃太郎に天狗が出てくる」
このコンビを見てとりあえず「あーやっぱり複数人で掛け合いした方が
見やすいなぁ」というのを再確認w 4
三尺花火/コント「生まれ変わる査定」
「あの世で次は何に生まれ変われるのか?」を査定されるという設定。
ようやくちゃんと見れるネタをする所が出てきたという感じ。7
タナからイケダ/漫才「子供のころの思い出」
「学校あるある」の上に天丼で笑い取るって典型的な大阪の若手漫才だなぁ。5
シャッフル同盟/漫才「シンデレラを現代風にリメイク」
「現代風にリメイク」とネタフリをした割にはあまり現代風になってない気が。5
原田おさむ/コント「パチンコ屋の店員の日常」
え?原田おさむっての原田おさむ?なんか「松竹芸能」とあったので
移籍と共に芸暦をリセットしたんでしょうね。
でも、あの大ベテランで、このネタのとっちらかりようは無いわw 4
宇宙遊泳/漫才「地震のシミュレーション」
4
ヘンダーソン/漫才「ターザン」
アワードの時、僕が松竹を勘違いしたコンビですねw
あの時はいい意味で「吉本っぽくない」のが好感触だったのに
今回悪い意味で「吉本っぽく」なってしまった。
途中、いわゆる「漫才中のコントという大前提を崩す」みたいな事やってて
うーん、なんかそういうひねり方はもっと上手くやらないとダメだと思う。 5
ツインゴリラ/漫才「車に轢かれそうになった子供を助ける」
ボケの体の大きさを活かした漫才でそこはいいんだけど
途中ちょいちょい、いちびってる風のくだりを入れるのがなぁ。
ああいうのってこういう賞レースの審査員一番嫌うと思うんだけどね。5
ワイルドピッチ/漫才「ボケがルシスト/闘病日記」
5
バンパイア/漫才「相方が遅刻/騒音」
ボケが完全にキャラを掴みましたね。喋って動いただけで面白いとか凄いw 8
ドレッドノート/コント「おじいさんの席の譲り合い」
この前オンバトでもやった彼らの自信作なんでしょうけど
去年ABCで最優秀となった天竺鼠とあまりにも世界観が似すぎてるんですよね。
ここでこれやるかぁ?という疑問が素直に浮かびました。6
ビタオシ/漫才「おかあさんといっしょ」
歌のお兄さん、マスコットのきぐるみ、きぐるみの影の声という
役割分担でネタが進んでいく。
なかなかトリオ漫才って役割分担が難しいだけに上手くやってるなと。
特に影の声をやってる人が非常に達者ですね。 8
十手リンジン/漫才「おじいちゃん」
なんか、完全にプラスマイナスでしたね。
それより何より、ここのコンビ名って読みにくいし覚えにくいし
毎回それが気になって仕方ないんですよね。2
笑福亭笑子/落語「オーディション」
「腹話術落語」という芸風は師匠の笑福亭鶴笑の芸風に
川上のぼるを足して2で割った感じですが、
手法の目新しさのみで勝負してて、ネタそのものは
設定があんまり練れてなかったですね。
まず「マイケルジャクソンが中国のオーディションを受けに行く」
という時点で無理があると思う。 4
露の団姫/落語「学校寄席/呪いの赤ちゃん」
テレビのレポーター等で活躍中の彼女ですが
落語家としてはまだまだ未熟な感じが。4
旭堂南半球/講談「ガンダム講談」
諸芸の部の中ではダントツの腕前を見せてましたが
いかんせんこの演目をやるには時間が短すぎた。
凄い駆け足で、実際何やってるのかちょっとわからなかったですからね。
なんでもABCの板井昭弘がこれを見るためだけに見学に来てた
という話ですが、本戦進出は無理でもなんとか
別の番組に出してくれないだろうか?と思ったりw 6
ビーフケーキ/コント「魚語」
二人とも魚のオブジェを頭に被り
魚目線で日本語を翻訳して行くというコント。
実験作のようなネタが多い彼らですが
今回は上手くそれが当たった感じですね。8
シャイニング/コント「柔道教室」
寝技の特訓のネタだったのですが、寝転がってたら見えへんちゅーにw 3
吉田たち/漫才「動物を飼う」
ツッコミの言葉のチョイスが地味に面白かった。7
ささえとうき/漫才「IKKOになりたい」
ネタにするターゲットついて研究不足。1
ソーセージ/コント「父の背中」
藤本の女役、山内の演技力、全てにおいて上手くハマリました。
ソーセージのいい部分が全部出た感じ。
本戦でも審査員ウケ良さそうです。9
バンビーノ/コント「小説家とゴミ箱を守る妖怪」
なんか設定が「イキったひねり方してる」って感じ。4
ブランケット/漫才「相方の事を当てる」
3
たかやん/コント「病院」
バッファロー吾郎木村に一人コントさせたら、こんな感じになりそう。1
カジュアル/漫才「ものまね王座決定戦」
3
自由気まま/漫才「ツッコミへの攻撃」
男女コンビ。ボケが大阪によく居るガラの悪いねーちゃんって感じだった。 3
コマンダンテ/漫才「夜眠れない」
不思議系の漫才だったが、ネタの進み方がカウス・ボタンの風邪薬のネタまんまで
新しいようで、それほど目新しいモノはなかった気が。 5
小森園洋志/コント「死んだ友人からの手紙」
面白いけど、陣内だなぁ。昔やってた写真パネルに挟まれた先生みたいな
方向性の方がいいんじゃないかな? 5
ツジカオルコ/コント「乳首がハンコ」
もう酷いwwwwwwwwだが、そこがいいwwwwwwwwww 1
特殊免許/漫才「子供をあやす」
ボケのキャラが強烈ってだけだった。3
ソーダポップ/漫才「運命的な出会い」
松竹のよくある女性漫才。 3
カブレラ/漫才「ボクシング」
3
百足/漫才「金の斧銀の斧」
4
わんぱくウォーリアーズ/漫才「子供が欲しい」
4
たいよう/漫才「ボーリング」
ボケの「にくたらしいキャラ」の出し方が上手い。ネタはベタ。5
見取り図/漫才「一人暮らし」
ツッコミで笑いを取ろうとしてるのが、あまりにも見え見えで萎える。5
うらら/漫才「女の子を助ける」
5
チャイナチキン/漫才「お客様相談センター」
5
サンロード/漫才「怖い話」
5
祇園/コント「大人びた子供とベビーシッター」
5
べんけぇ/漫才「告白の仕方」
ボケの滑舌が悪いだけ。2
ナカノアンドデンジャラーズ/漫才「運命の人」
ソーダポップと設定がモロかぶり。ネタがちょっとマシなぐらい。3
こけらおとし/漫才「アトラクション」
ボケがよく動くという印象しかなかった。5
カバと爆ノ介/コント「兄さんと後輩」
自分のチョイ上の中堅ベテランクラスの芸人を
皮肉るという、なんか内輪ウケ前回のネタでしたね。
後半盛り返したけど、どうだろう? 6
プリマ旦那/漫才「コンビニで友人と会う」
この流れで「上手い正統派漫才」というのは目立ちますね。
コンビニ店員や薬屋の店員の描写は上手いものの
工事現場のおっさんの設定がイマイチ伝わってなくて
プリンのくだりもあまりウケてなかったのが残念。7
さらば青春の光/コント「ファミレス」
松竹の期待の星がやってくれました!
何気ない所からの発想の飛ばし方が上手い。9
ガスマスクガール/コント「大人の世界で学ぶ小学校講座」
ブラックジョークの消化の仕方が上手い。8
学天即/漫才「ダイエット」
無理問答加減や言葉の選び方が上手い。7
銀シャリ/漫才「ドレミの唄」
やりとりや小ボケは良かったが
ちょっと複雑なテーマをまとめきれてなかった。7
イエスマン/漫才「かえるの歌」
ローテーション具合が単純にマイナスになってる。4
ポラロイドマガジン/コント「なりきり面接」
「子供だましのラーメンズ」と言った感じ。4
いがわゆり蚊/コント「コールセンター」
以前のスタイルは友近、柳原と被るし、「チェンバル語講座」は昨年やってしまった。
今年はどうするんだろう?と思ってたら、以前のようなスタイルのコントに
いがわならではのアレンジを加えるという事をやってのけてました。
でも、ここまでやってるのに彼女売れないんですよねぇ。本当に大阪の女性芸人は不憫だ。
最後グダったのが残念。8
あすぱら星人/漫才「耳に残るCM」
本編より、緊張しすぎな所で笑いが起きてた。4
プリンセス金魚/漫才「芸能人になる」
大前のイキリキャラがかなりナチュラルになってますw 7
おねだり豊/漫談「世界最強の一発ギャグ集」
松竹の一発ギャグする芸人ってパターンが同じになるのねw
なんか間に「なんのこっちゃね〜♪」って入れても違和感ない。5
中臣タイル/コント「相方が泣いている」
漫才の形式を借りたコント。ボケがボケをかばうというスタイル。4
横山ともやたきや/漫才「スタイルが古い」
「自分らが古い」のをネタにするには、覚悟が足りない。
師匠が横山たかしなんだし、もっとそこを活かしたら良かったのに。2
シャングリラ/コント「お化け屋敷」
脅かす時のセリフでボケるというだけのネタ。
後半盛り返したけど、支配人役がかみすぎ。6
モンスターエンジン/漫才「結婚生活」
西森が、女役をせず西森のままで大林の女房役をするというネタなのですが
これって完全に「やおい」ですよね。
途中に西森が大林の鉄道趣味にヤキモチを焼いて口出しをするとか
も僕はそっちの世界の事も多少判ってるので「おいおい」って感じでした。
しかも、彼らわざとやってるんじゃなくて、無意識なんですよね、たぶん。
base客の洗脳恐るべしw 7
GAG少年楽団/コント「コンビニ」
昔、福井が「ネプチューンみたいなコントがやりたくて坂本、宮戸をメンバーに入れた」
って言ってたんですが、まさにそんな感じの配役でしたね。
宮戸がツッコミ、坂本がホリケンのような不思議キャラ
福井が泰造のような、坂本に同じベクトルでボケる役。
でも「俺らはこんなんがやりたいねや!」という意気込みが
いい方向に出て面白かった。もう、この路線で行けばいいのに。8
キンチャク/漫才「アイドルになりたい」
NSC女性タレントコース卒業生。もっと可愛いのを全面に押し出した方がいい。
ブラックな部分が邪魔をしてる。5
ダブルアート/漫才「友達紹介」
いろんな意味で酷いw 面白いけど、変な勘違いしそうな危険性もあるw 6
恋愛小説家/コント「バネ工場」
悪くは無いけど、広げた風呂敷をほったらかしにするのは頂けない。7
和牛/漫才「鶴の恩返し」
このネタは毎回後半の展開に度肝抜かれます。 9
いしまる/漫才「睡眠学習」
ボケの人は声が良く、演技力もあるので、あとはネタだなー。6
マシンガントーク/漫才「高校時代」
いじめの話はリアルに笑えないなぁ。2
リアルファイト荒木/コント「格闘家のお兄さん」
設定から想像出来る流れだった。2
チャイニーズストーリー/漫才「値切る」
5
ヘル東内/フリップ漫談「551のCM」
結局何を見せたかったのか、よくわからなかった。2
コンチェルト/漫才オ「シャレなバー」
5
サクセスヒーロー/漫才「モデルになりたい」
5
ウーマンラッシュアワー/漫才「バイトリーダー」
アワードでやった「ムラセン」と同じパターンだけど
「カッコ良く登場したバイトリーダーにカッコ悪いオチ」が付いたり
登場セリフがバイトあるあるになってたりと
かなり笑わせる方向での工夫がなされていて関心しました。8
しんいちけんぢ/漫才「医者に余命を告げられる」
不謹慎な下りが多くて笑えなかった。3
ガリガリガリクソン/漫談「いつもの」
さっき書いた、あまりにもこのブロック普通の漫才が続いてしんどかったので
彼が救世主になりましたw 毎回、長丁場の賞レースの予選で何度彼に救われたかw 7
しばがき/コント「キリン漫談」
これをやる度胸を買いたい。2
みよっさん/ものまね
まるで営業のようなネタの展開でしたが
流石に賞レースの予選で、MC部分は余計だと思う。
ものまねは凄く似てるのでものまねでガンガン押して欲しかった。6
アルミカン/コント「変なマネキン」
「マネキンが喋る」という設定があまり意味をなしてない気がする。
オチまで引っ張って聞かせるにはしんどい。2
プロフェッサー・ケン/漫談「現在における世界征服を考える」
緊張していたのか、かなり話を急いでた。5
藤崎マーケット/漫才「ものまね番組」
先にネタバレすると彼らは今回本戦に行けませんでした。
会場はウケてたし、ネタもそれなりに面白かったんですが
僕はひょっとして、前オンバトの八尾収録でやった
「葬式」のネタの方が、審査委員長かわら長介に訴えかけられたんじゃないかな?
って思うんですよね。
ある種「タブー」をネタにしてる部分あるし(オンバトではそれで客に引かれたんですが)
なんか、baseの客の傾向のせいなのかどうなのかわらないけど
たぶん藤崎は「『葬式』が一般ウケで『ものまね番組』が自分らのやりたいネタ」
だと思ってるみたいだけど、実際は逆なんじゃないかな?って思うんですよね。
だから、オンバトとここでやるネタを逆にしたら両方ともいい結果になってたかも知れない。8
河井ゆずる/コント「喋る貯金箱」
陣内ですねw 6