朝青龍と笑い飯

最近、あちこちで「朝青龍は中途半端にむくれてないで
ヒールキャラに徹して相撲界を盛り上げるべき!」
という意見を聞きます。


まぁ、朝賞龍についてはぶっちゃけ興味が無いので
置いといて、なんか上の意見、僕は笑い飯にも
当てはまるような気がするんですよね。


もちろん笑い飯朝青龍ほど嫌われてはいませんが
どうも、彼らが憎まれ口を叩くときって
「自分が認められない時」でしかも上の人間には楯突かず、自分を評価しないお客さんに文句を言う
というガチすぎて笑えない所かむしろ怒りすらこみ上げて来る。


なんかこう、もうちょっと
キャラとしてのヒールに徹して欲しいなって思うんですよ。
憎まれ口を叩くなら。


ネタで憎まれ口を叩くときも
どうも、ヒールキャラになりきれない部分があって
例えば去年のM-1笑い飯の敗退が決定したとき
哲夫が「お茶の間は怒ってるぞ!」という
捨て台詞を吐いたんですが
「捨て台詞にしては弱いな〜」と思って
テレビの前で苦笑いをしてた記憶があります。


まず「捨て台詞を吐く」という行為をとった時点で
それはヒールキャラの取る行動だし
その「ヒールキャラがお茶の間を味方に付けよう」
という部分が非常に滑稽だし、
それ以前に笑い飯が「自分らはお茶の間の人気者だ!」
と思い込んでる事自体も滑稽。
(そもそも、お茶の間に好かれる要素は何も無いだろう)


ナゼ、あそこで審査員に一毒吐けないのか?
捨て台詞言うなら、それぐらい言わないと
捨て台詞にならないと思うんですよね。


いや、例えば審査員に藤本義一とかが居たら
毒吐くなんてもっての他ですけど
幸い審査員は全員芸人ですから
カメラの前でやった事はネタとして
見てくれますよ。


ただ、絶対に後で楽屋に謝りに行かないといけないですけどねw
ただ、その時審査員やってる先輩方に
アドバイスをもらえるかも知れないじゃないですか。


笑い飯のそういう度胸の無さとか
アドリブ力の弱さを見て
島田紳助は自分の番組に
呼ばないんじゃないか?と思うんですよね。


あと、憎まれ口じゃないですけど
西田がよく「僕ら女子高生に人気ない」
みたいな事言うんですけど、
そんなん言われても「いや、そらそうやろ」
としか言いようがないじゃないですか。


っていうか、そもそも
「女子高生人気欲しいんかい!」
って思いますし。


いや、たぶん西田はギャグで言ってるんでしょうけど
そのギャグは笑い飯のキャラクターが
一周して初めて成り立つ笑いですから。


たぶん、世間ではまだまだ笑い飯って
M-1の時に出てくるWボケの人ら」ぐらいの
認識しかないんじゃないでしょうかね?


だからキャラクターを固持するために
「お茶の間?女子高生?クソくらえじゃそんなモン!」
ぐらいの事言って欲しいです。


それぐらい出来る度胸と
自分のキャラを冷静に見て
どう振舞うか考えられるようになれば
笑い飯が今ぶつかってる壁を
壊すことが出来ると思うんですけどねぇ…。