リンカーンの芸人エレベーターの話から天津の話

今回の芸人エレベーター見てると、完全に天津木村がエースでしたね。
「困ったらアイツのトコ行こう」みたいな扱いになってましたし。
各言う僕も最初の中学生エロ詩吟には感動すら覚えましたからw


だから、このポテンシャルをコンビ芸に活かせてないのはもったいないなぁと。
今コンビで芸するときって、向の投げっぱなしのボケを
木村が丁寧に拾って処理をするみたいな漫才になってますけど
元々、天津ってどっちがボケとかツッコミって
明確に決まってなかった筈なんですよ。
昔二人でボケ合う漫才とか、ボケツッコミの区別は一応あるものの
「フリボケ」と「ツッコミボケ」みたいな役割に分かれてたり。
(このネタとかそうですよね↓)

でも、結局このネタを最後に今のようなスタイルになってしまった。
ひょっとしたら、この「脳内メイド」のネタをやった時に
天津二人、もしくは向が「やりすぎた」と思ってしまったんじゃないか?
って思うんですよね。


結局その後「○○オタク(好きすぎる)シリーズ」や
「木村の結婚ネタ」みたいな
売れてない中堅漫才師がするような
すっごくベタベタなネタになってしまった事を考えると
「自分らが前衛的な漫才をやりすぎて お客さんが付いて行けないんだ」
と思ってしまった可能性は結構大きいと思います。


でも、もしそう思ってたとしたらそれは大きな間違いで
むしろ「このネタでようやく天津は他の全国区売れてる芸人に
ちょっと遅れは取ったけど、ようやくスタートラインに立てた」
ぐらいだと思うんですよね。


そこを解ってないというか
ちょっと向の方がお客さん(自分のお客さんじゃなくて一般のお客さん)
のお笑いテリラシーを低く見すぎてる部分があるように思えるんですよね。
でも、僕から見ればむしろ向の方が
お客さんに遅れを取ってしまってる。
だからそこに気が付かないと
天津がコンビ揃っての進展は難しいでしょうね。


エンタの神様のネタも実は本来の天津のパターンに
近いと思うんですよね。
どうも天津って去年M-1がラストで
もう漫才に拘る必要もなくなった事ですし
これを機に向には吹っ切れて欲しいなぁと思います。


天津 木村のエロ詩吟、吟じます。

天津 木村のエロ詩吟、吟じます。